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「新しく買ったMacBook、大切に長く使いたいな…」
「デスクで使うことが多いけど、電源はずっとつないでいて大丈夫?」
「つなぎっぱなしだと、バッテリーが劣化したり本体が熱くなったりしないか不安…」
多くのMacBookユーザーが一度は抱くこの疑問。ネット上では「問題ない」という意見もあれば、「バッテリーに悪い」という情報もあり、混乱しがちです。
結論から言うと、条件を満たせば電源につなぎっぱなしでも劣化リスクは抑えられます。しかし、万能ではありません。高温環境や長期間の満充電放置は今でもバッテリーに悪影響を与えます。
本記事では、Apple公式情報やバッテリーの専門知識を交えて、
を、現実的かつ詳しく解説します。
AppleはmacOSに「バッテリー充電の最適化」機能を搭載しています。これはMacBookがユーザーの充電パターンを学習し、必要なタイミングまで充電を80%で止め、使い始める直前に100%まで充電するという賢い仕組みです。
この機能により、バッテリーが最もストレスを感じる「100%満充電での放置時間」を物理的に減らし、バッテリーの化学的劣化を遅らせる効果が期待できます。
この機能は、macOS Catalina 10.15.5以降を搭載したMacで利用でき、通常はデフォルトで有効になっていますが、以下の手順で確認・変更が可能です。
もしオフになっていれば、ここからオンにすることができます。基本的には、バッテリーを長持ちさせるために常にオンにしておくことを強く推奨します。
ただし、この機能はユーザーの利用パターン(例えば、毎日決まった時間に電源から外すなど)を学習して動作するため、不規則な使い方をしていると効果を発揮しにくい場合があります。そのため、この機能に頼りきるのではなく、後述する発熱対策なども併せて行うことが重要です。
リチウムイオンバッテリーは以下の条件で劣化が進みやすくなります。
Apple公式でも、推奨動作温度は10〜35℃と明記されています。この範囲を外れると、バッテリーの最大容量が永久的に減る可能性があります。
電源につないでいる間は、基本的にACアダプタの電力で動作します。そのためバッテリーの充放電サイクルを消費せず、結果的に寿命延長につながる可能性があります。
つなぎっぱなしにすると、発熱がこもる環境では劣化を招きやすくなります。また、バッテリーをほとんど使わない“運動不足”状態が長期間続くのも好ましくありません。Appleの公式見解ではありませんが、一般的なバッテリーについては数週間に一度はバッテリー駆動で30〜50%程度まで使うことが、化学的劣化を抑える上で有効です。
どんなに賢い充電制御機能があっても、熱には無力です。発熱対策の基本は以下の通りです。
お住まいの地域の電気料金にもよりますが、一般的なデスクワークやブラウジング程度なら、つなぎっぱなしでも電気代は月数十円〜数百円程度に収まります。ただし、高負荷作業(動画編集など)が長時間続くと消費電力は増えます。電気代ゼロではないことは覚えておきましょう。
スリープ状態での充電接続は問題ありません。発熱もほとんどなく、最適化充電も動作します。
1ヶ月以上使わないときは、
これがApple推奨の方法です。
AppleはOSレベルでバッテリー寿命を延ばす工夫をしていますが、高温と長期満充電だけは自分で避ける必要があります。過度に神経質になる必要はありませんが、正しい知識と習慣があれば、MacBookは長く快適に使い続けられるでしょう。