iMacを外部モニターに!ターゲットディスプレイモード完全ガイド【秋葉館】
この記事は、こんなお悩みをお持ちの方におすすめです:
- 昔使っていたiMacが手元にあるけれど、活用方法がなくて困っている…。
- iMacをMacBookなどのサブディスプレイとして使えたら便利だな、と思っている。
- 「ターゲットディスプレイモード」という言葉を聞いたことがあるけど、具体的に何ができて、どうやって使うのかよくわからない。
- 自分の持っているiMacがターゲットディスプレイモードに対応しているのか知りたい。
- 必要なケーブルや設定方法、注意点などを詳しく知りたい。
こんにちは!
お店でお客様とお話ししていると、「古いiMacをモニター代わりに使えないかな?」というご相談をいただくことがあります。確かに、iMacはその美しいディスプレイが魅力の一つですから、使わなくなった後も何とか活用したい、というお気持ちはよくわかりますよね。
その願いを叶えるかもしれない機能が、Appleがかつて提供していた「ターゲットディスプレイモード」です。この機能を使えば、対応するiMacを別のMacの外部ディスプレイとして利用できるんです。
しかし、このターゲットディスプレイモード、実は利用できるiMacのモデルやOS、接続するMac、そしてケーブルにかなり厳しい条件があります。「試してみたけどうまくいかなかった…」というお声も少なくありません。
そこで今回は、この「ターゲットディスプレイモード」について、その仕組みから具体的な使い方、注意点、そしてもし利用できなかった場合の代替案まで、徹底的に、そして分かりやすく解説していきたいと思います。皆さんの「古いiMac、どうしよう?」という悩みを解決するお手伝いができれば幸いです。
結論:ターゲットディスプレイモードは「特定の古いiMac」を「特定のMac」の外部ディスプレイにする機能
まず結論からお伝えしますね。ターゲットディスプレイモードは、特定の条件を満たしたiMacを、別のMac(主にMacBookなど)の外部ディスプレイとして活用するための機能です。キーボードやマウスは接続元のMacのものを使用し、iMacは純粋に画面表示だけを担当する、というイメージですね。
これにより、例えば広いデスクトップ領域が必要な作業(動画編集、グラフィックデザイン、プログラミングなど)をする際に、MacBookの画面に加えてiMacの大きな画面を使えるようになり、作業効率が格段にアップする可能性があります。また、使わなくなったiMacを有効活用できるため、新しいモニターを購入するコストを抑えられるというメリットもあります。
しかし、重要なのは「特定の条件を満たした場合にのみ」利用可能である、という点です。残念ながら、全てのiMacで使えるわけではありませんし、接続する側のMacやOS、使用するケーブルにも制限があります。この「条件」が少し複雑なので、後ほど詳しく解説していきますね。
なぜ解説が必要?ターゲットディスプレイモードが複雑な理由
「ただ繋げば映るんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ターゲットディスプレイモードが少し厄介なのは、以下の理由からです。
- 対応機種が非常に限定的: 新しいiMacはもちろん、少し前のモデルでも非対応の場合が多いです。特に4Kや5KのRetinaディスプレイ搭載モデル以降のiMacは、基本的にターゲットディスプレイモードに対応していません。
- OSのバージョン制限: ターゲットディスプレイモードを利用するiMac側、そして映像を出力するMac側、双方にOSのバージョン制限があります。新しいOSでは利用できないケースがほとんどです。
- 適切なケーブルが必要: Mini DisplayPortまたはThunderboltという、特定の規格のケーブルが必要です。USB-C(Thunderbolt 3/4)ポートしかない最新のMacから接続する場合は、さらに変換アダプタが必要になることもあります。
- Appleによる機能提供の終了: Appleはこの機能を積極的にサポートしておらず、新しいハードウェアやOSでは利用できなくなっています。公式な情報も徐々に見つけにくくなっているのが現状です。
これらの理由から、「自分の環境で使えるのか?」「どうすれば使えるのか?」が分かりにくくなっているんですね。だからこそ、ここで一度情報を整理し、皆さんがご自身の状況に合わせて判断できるよう、詳しく解説していく必要があると考えています。
【重要】あなたのiMacは対応してる?ターゲットディスプレイモードの利用条件
さて、ここが一番重要なポイントです。お手持ちのiMacがターゲットディスプレイモードに対応しているか、そして利用するための条件を確認していきましょう。
対応するiMacモデル
ターゲットディスプレイモードが利用できるiMacは、以下のモデルに限られます。
- iMac (27-inch, Late 2009)
- iMac (27-inch, Mid 2010)
これらのモデルは、Mini DisplayPortケーブルを使用して接続します。
- iMac (Mid 2011 - Mid 2014) 全モデル (21.5インチ、27インチ両方)
これらのモデルは、Thunderboltケーブルを使用して接続します。
ここに注意!
- iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014) 以降の27インチモデルや、iMac (Late 2015) 以降の21.5インチモデルは、ターゲットディスプレイモードに対応していません。4Kや5KのRetinaディスプレイ搭載モデルは全滅、と考えてほぼ間違いありません。
- iMac Proも対応していません。
接続する側のMacの条件(ソースMac)
iMacに映像を出力する側のMacにも条件があります。
- iMac (Late 2009, Mid 2010) に接続する場合:
Mini DisplayPort または Thunderbolt ポートを搭載したMacが必要です。
- iMac (Mid 2011 - Mid 2014) に接続する場合:
Thunderbolt ポートを搭載したMacが必要です。Mini DisplayPortポートしかないMac(少し古いMacBook Airなど)からは接続できません。
比較的新しい、Thunderbolt 3 (USB-C) ポートを搭載したMacから接続する場合は、後述するApple純正の変換アダプタが必須となります。
OSのバージョン条件
ここも非常に重要な制限です。
- ターゲットディスプレイモードで使うiMac側のOS:
macOS High Sierra (10.13.6) 以前 である必要があります。macOS Mojave (10.14) 以降にアップデートしてしまうと、ターゲットディスプレイモードは利用できなくなります。
- 接続する側(ソースMac)のOS:
macOS Catalina (10.15) 以前 である必要があります。(Appleの公式情報ではこのようになっていますが、環境によってはそれ以降のOSでも動作する可能性はゼロではありません。しかし、公式にはサポート外となります。)
つまり、比較的新しいmacOS(Sonoma, Ventura, Montereyなど)を搭載したMacから、古いiMacをターゲットディスプレイモードで利用することは、基本的にはできない、ということになります。
必要なケーブル
使用するiMacのモデルによって、必要なケーブルが異なります。
iMac (Late 2009, Mid 2010) の場合:
- Mini DisplayPort - Mini DisplayPort ケーブル
接続するMacがThunderboltポートの場合でも、このケーブルで接続します。
- USB-C - Mini DisplayPort 変換ケーブル
接続するMacがThunderbolt3ポート(USB-C)の場合はこちらを使用します。
iMac (Mid 2011 - Mid 2014) の場合:
- Thunderbolt ケーブル (Thunderbolt 1 または Thunderbolt 2)
Mini DisplayPortケーブルと形状は似ていますが、コネクタ部分に「稲妻」のマークがあるのがThunderboltケーブルです。Mini DisplayPortケーブルでは接続できませんのでご注意ください。
- 接続するMacがThunderbolt3ポート(USB-C)の場合は Apple純正のThunderbolt 3(USB-C)- Thunderbolt 2アダプタ が別途必要。
サードパーティ製の安価なアダプタでは動作しないことがほとんどです。
【対応状況まとめ表】
iMacモデル |
接続ポート |
必要なケーブル |
iMac側OS |
ソースMac側OS |
ソースMac側ポート |
備考 |
27-inch, Late 2009 |
Mini DisplayPort |
Mini DisplayPort ケーブル |
High Sierra (10.13.6)以前 |
Catalina (10.15) 以前 |
Mini DisplayPort/Thunderbolt |
接続するMacが TB3の場合、USB-C - Mini DisplayPort 変換ケーブルが必要 |
27-inch, Mid 2010 |
Mini DisplayPort |
Mini DisplayPort ケーブル |
High Sierra (10.13.6)以前 |
Catalina (10.15) 以前 |
Mini DisplayPort/Thunderbolt |
接続するMacが TB3の場合、USB-C - Mini DisplayPort 変換ケーブルが必要 |
Mid 2011 - Mid 2014 (全モデル) |
Thunderbolt (1/2) |
Thunderbolt ケーブル (1/2) |
High Sierra (10.13.6)以前 |
Catalina (10.15) 以前 |
Thunderbolt (1/2/3) |
接続するMacが TB3の場合、Apple純正TB3-TB2アダプタが別途必要 |
4Kや5KのRetina モデル以降 |
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ターゲットディスプレイモード非対応 |
この表を見て、「うーん、自分の環境は厳しそうだ…」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです、正直なところ、ターゲットディスプレイモードを利用できる条件はかなり限られているのが現状です。
ターゲットディスプレイモードの使い方ステップ・バイ・ステップ
もし、お手持ちのiMacとMacが上記の条件をクリアしているようでしたら、実際に接続して使ってみましょう!手順は以下の通りです。
- MacとiMacの電源を入れる: 両方のMacが起動して、ログインしている状態にします。
- 適切なケーブルで接続する:
- iMac (Late 2009, Mid 2010) の場合は、Mini DisplayPortケーブルでソースMacとiMacを接続します。
- iMac (Mid 2011 - Mid 2014) の場合は、ThunderboltケーブルでソースMacとiMacを接続します。(ソースMacがThunderbolt 3の場合は、Apple純正アダプタを介して接続します。)
- 接続するポートを間違えないように注意してください。 iMac側もソースMac側も、正しいポート(Mini DisplayPortまたはThunderbolt)に接続します。
- iMacのキーボードでコマンド(⌘)+ F2 を押す:
- ターゲットディスプレイモードにするiMacに接続されているキーボードで、Command (⌘)キーとF2キーを同時に押します。
- 成功すると、iMacの画面が一瞬暗くなり、ソースMacのデスクトップが表示されます。これでiMacが外部ディスプレイとして機能し始めます。
- Fnキーが必要な場合: キーボードの設定によっては、Command (⌘) + Fn + F2 のように、Fnキーも同時に押す必要がある場合があります。お使いのキーボードのファンクションキー設定を確認してみてください(システム環境設定>キーボード で設定できます)。
- ターゲットディスプレイモードを終了する:
- 再度、iMacのキーボードで Command (⌘) + F2 を押します。
- または、接続しているケーブルを抜くか、どちらかのMacの電源を切る(またはスリープさせる)と終了します。
うまく行かない場合のチェックポイント
- ケーブルは正しいですか? 特にThunderbolt接続が必要なiMacにMini DisplayPortケーブルを使っていないか、再度確認しましょう。コネクタの「稲妻マーク」が目印です。
- ポートは正しいですか? iMacには複数のポートがあります。Mini DisplayPortまたはThunderboltポートに正しく接続されていますか?
- OSのバージョンは条件を満たしていますか? iMac側がHigh Sierra以前、ソースMac側がCatalina以前(推奨)であることを確認してください。
- キーボードはiMacに接続されていますか? Command + F2 を押すのは、ターゲットディスプレイモードで使いたいiMac側のキーボードです。
- Apple純正アダプタを使っていますか? Thunderbolt 3 Macからの接続の場合、Apple純正のThunderbolt 3 - Thunderbolt 2アダプタが必須です。
- Macを再起動してみる: いったん両方のMacを再起動してから、再度試してみるとうまくいくことがあります。
これらのステップとチェックポイントを確認しても、もしうまく動作しない場合は、残念ながらお使いの環境ではターゲットディスプレイモードが利用できない可能性が高いです。
ターゲットディスプレイモード利用時の注意点
無事に接続できた場合でも、いくつか知っておきたい注意点があります。
- iMac側のアプリは使えない: ターゲットディスプレイモード中は、iMacはあくまで「ディスプレイ」として機能します。iMac側で起動しているアプリケーションなどは表示・操作できません。
- iMacの明るさ・音量調整: 基本的にソースMac側から制御します。iMac本体の明るさ調整キーや音量キーは機能しない場合があります(動作は環境によって異なることがあります)。
- 消費電力: iMacはディスプレイとして動作している間も、通常のiMacとして電力を消費します。専用の外部ディスプレイと比較すると、消費電力は大きくなる可能性があります。
- 廃止された機能であること: Appleが公式にサポートを終了しつつある機能のため、今後のOSアップデートなどで突然利用できなくなるリスクもゼロではありません。
これらの点を理解した上で、利用を検討してみてくださいね。
ターゲットディスプレイモードが使えない… そんな時の代替案
さて、ここまで読んで「残念ながら自分の環境ではターゲットディスプレイモードは使えなさそうだ」と判断された方も多いかと思います。でも、がっかりしないでください!古いiMacを画面として活用したり、MacBookなどの作業領域を広げたりする方法は他にもあります。
1. ソフトウェアを使った画面共有・拡張
いくつかのソフトウェアを使うことで、ネットワーク経由などでiMacの画面をサブディスプレイのように利用できる可能性があります。
Luna Display:
専用のドングル(USB-C, Mini DisplayPort, HDMIタイプあり)をソースMacに接続し、iMac(ターゲット側)に専用アプリをインストールすることで、iMacをワイヤレスまたは有線(Ethernet, Thunderbolt)でセカンドディスプレイ化できます。
ターゲットディスプレイモード非対応のiMacでも利用できるのが最大のメリットです。比較的新しいiMacでも活用できる可能性があります。
有料のドングル購入が必要です。若干の遅延が発生する可能性はありますが、多くのユーザーから高い評価を得ています。
Duet Display:
元々はiPadをMac/Windowsのサブディスプレイにするためのアプリでしたが、Mac同士を接続する機能も提供しています(有線・無線)。
ソフトウェアベースで動作し、サブスクリプション(有料)が必要です。比較的安価に試せるのがメリットですが、安定性や遅延はネットワーク環境などに依存します。
これらのソフトウェアは、ターゲットディスプレイモードのようなOSレベルの機能ではないため、互換性の幅が広く、非対応iMacでも試せるのが利点です。ただし、セットアップの手間や、若干の表示遅延、ソフトウェア購入やサブスクリプションのコストがかかる点は考慮が必要です。
2. macOS標準機能「MacにAirPlay」 (Sidecarとは別)
macOS Monterey以降を搭載した比較的新しいMac同士であれば、「MacにAirPlay」という機能を使って、一方のMacの画面をもう一方のMacにワイヤレスでミラーリングまたは拡張表示させることができます。
条件:
- 送受信双方のMacがmacOS Monterey以降であること。
- 対応するMacモデルであること(Appleのサポートページで確認できます。一般的に2018年以降のモデルが多いです)。
- 双方のMacが同じApple IDでiCloudにサインインし、BluetoothとWi-Fiがオンになっていること。
使い方:
- モニターにするMacのシステム環境設定(またはシステム設定)の「AirDropとHandoff」で「AirPlayレシーバー」をオンにします。
- ソースMacのコントロールセンターから「画面ミラーリング」を選択し、接続先のMacを選びます。
- 表示方法を「画面全体」、「ウインドウまたはアプリ」、「拡張ディスプレイ」から選んで使用します。
メリット:
- 追加のコストがかからない
- Apple標準機能なので比較的安定している。
デメリット:
- 対応するMacが比較的新しいモデルに限られる
- 古いiMacでは利用できない
- Wi-Fi環境によっては不安定になる可能性がある。
この機能は、比較的新しいMacを2台お持ちの場合には非常に便利ですが、古いiMacの活用という点では残念ながら使えません。
「MacにAirPlay」対応デバイス・OS
iOS 14以降対応機種 |
iPadOS 14以降対応機種 |
macOS Monterey以降対応機種 |
iPhone 7以降 |
iPad Pro(第2世代)以降 |
MacBook(2018年以降に発売されたモデル) |
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iPad(第6世代)以降 |
MacBook Pro(2018年以降に発売されたモデル) |
|
iPad Air(第3世代)以降 |
MacBook Air(2018年以降に発売されたモデル) |
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iPad mini(第5世代)以降 |
Mac mini(2020年以降に発売されたモデル) |
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|
iMac(2019年以降に発売されたモデル) |
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|
iMac Pro |
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Mac Pro(2019年以降に発売されたモデル) |
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Mac Studio(2022年以降に発売されたモデル) |
3. 最も現実的?新しい外部ディスプレイの導入
ここまで様々な方法を見てきましたが、多くの場合、最も手軽で確実、そして快適なのは、新しい外部ディスプレイを購入することです。
メリット:
- 確実な互換性: 最新のMacはもちろん、Windows PCやゲーム機など、様々な機器と簡単に接続できます。
- 最新の技術: 高解像度(4K、5K)、広色域、高リフレッシュレート、HDR対応など、最新の映像技術の恩恵を受けられます。
- 多様な選択肢: サイズ、解像度、機能、価格帯など、豊富な選択肢の中から自分の用途や予算に合ったものを選べます。USB-Cケーブル1本で映像出力と給電が同時にできるモデルなど、便利な製品も増えています。
- 簡単な接続: 複雑な設定やソフトウェアは不要で、ケーブルを接続するだけですぐに使えます。
- 省スペース・省電力: 専用設計のため、iMacを流用するよりもスリムで消費電力も少ない場合が多いです。
古いiMacを活用したい、という気持ちはとてもよく分かります。しかし、ターゲットディスプレイモードの厳しい制限や、代替案の手間や制約を考えると、結果的に新しいモニターを購入した方が、満足度が高く、長期的に見てコストパフォーマンスが良い、というケースも少なくありません。
秋葉館では、Macとの接続に適した高画質なディスプレイから、比較的手頃な価格のモデル、持ち運びに便利なモバイルディスプレイまで、様々な外部ディスプレイを取り扱っています。お客様の用途やご予算に合わせて最適な一台をご提案できますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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まとめ:ターゲットディスプレイモードは「条件が合えばラッキー」くらいに考えよう
今回は、iMacのターゲットディスプレイモードについて、その仕組み、条件、使い方、注意点、そして代替案まで詳しく解説してきました。
【今回のポイント】
- ターゲットディスプレイモードは、特定の古いiMac (Late 2009 - Mid 2014の一部) を、特定の古いOSが載ったMac の外部ディスプレイにする機能。
- 利用するには、iMac/ソースMacのモデル、OSバージョン、ケーブルのすべてが条件を満たす必要があり、非常にハードルが高い。
- 特に4Kや5KのRetinaモデル以降のiMacは非対応、iMac側のOSはHigh Sierra以前、ソースMac側のOSはCatalina以前(推奨)という制限が厳しい。
- 接続にはMini DisplayPortまたはThunderbolt (1/2) ケーブルが必要。最新MacからはApple純正アダプタも必要になる場合がある。
- 使い方は、ケーブル接続後にiMac側キーボードで Command (⌘) + F2 を押す。
- もし条件が合わない場合は、Luna Displayなどのソフトウェア、新しいMac同士なら「MacにAirPlay」、あるいは新しい外部ディスプレイの購入が現実的な選択肢。
ターゲットディスプレイモードは、もし条件にぴったり合致する環境をお持ちであれば、古いiMacを有効活用できる素晴らしい機能です。しかし、その条件は年々厳しくなっており、多くのユーザーにとっては利用が難しいというのが正直なところです。
「もしかしたら使えるかも?」と試してみるのは良いと思いますが、過度な期待はせず、「使えたらラッキー」くらいの気持ちで臨むのが良いかもしれません。そして、もし利用できなかったとしても、今回ご紹介したような代替案や、新しい外部ディスプレイの導入を検討することで、より快適なMac環境を構築できます。
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この記事が、皆さんのMacライフの一助となれば幸いです。