MMacでスクショを簡単に撮る方法:初心者からプロまで使える便利テクニック

初心者からプロまで、誰もが使える便利なテクニックを網羅。macOSの機能を最大限に活用しましょう。

Macのキーボードでスクリーンショットを撮影している様子

Macでスクリーンショットを撮る基本的なやり方

Macでのスクリーンショット撮影は、いくつかの基本的なキーボードショートカットを覚えるだけで、誰でも簡単に行えます。まずは、以下の3つの必須ショートカットをマスターしましょう。

  1. 画面全体をキャプチャ:
    Shift + Command + 3
    表示されているすべての画面を、そのまま画像ファイルとして保存します。
  2. 画面の一部をキャプチャ:
    Shift + Command + 4
    カーソルが十字線に変わり、ドラッグして範囲を選択します。
  3. ウィンドウをキャプチャ:
    Shift + Command + 4スペースキー
    カメラアイコンで特定のウィンドウだけを美しく撮影します。

Apple公式情報

より詳細な情報や最新の仕様については、Appleの公式ユーザーガイドも合わせてご確認ください。

スマートフォンとの連携:iPhoneでMacの画面をキャプチャ

macOSとiOS/iPadOSの「連携カメラ」機能を使えば、物理的な書類やホワイトボードの内容を即座にMacに取り込めます。

1

デバイスの準備

MacとiPhone/iPadが同じApple IDでサインインし、Wi-FiとBluetoothがオンになっていることを確認します。

2

読み込みを開始

MacのFinderやデスクトップで右クリックし、「iPhoneまたはiPadから読み込む」を選択します。

3

撮影と取り込み

「写真を撮る」または「書類をスキャン」を選ぶと、iPhone/iPadのカメラが起動し、撮影データが直接Macに表示・保存されます。

Safariでの全画面キャプチャテクニック

縦に長いウェブページ全体を1枚の画像として保存したい場合、以下の方法が便利です。

方法1:PDFとして書き出す(推奨)

メニューバーから ファイル > PDFとして書き出す... を選択。レイアウトを保ったまま高品質なPDFとして保存できます。

方法2:画面録画を使う

Command + Shift + 5 で画面を録画しながらスクロールし、後から動画を静止画として書き出す方法です。

キーボードマスターになろう:知っておくべきショートカット

  • Command + Shift + 5 : スクリーンショットと画面収録の万能ツールバーを起動。
  • Control + キャプチャショートカット : スクリーンショットをファイル保存せず、クリップボードに直接コピー。
  • 範囲選択中に スペースキー : 選択範囲を移動して位置を微調整。
  • 範囲選択中に Option : 選択範囲を中心から拡大・縮小。

スクリーンショットをカスタマイズして自分好みに

Command + Shift + 5 で表示されるツールバーの「オプション」から、以下の設定を変更できます。

  • 保存先: デスクトップ以外の好きなフォルダに変更可能。
  • タイマー: 5秒または10秒のタイマーを設定し、タイミングを狙って撮影。
  • マウスポインタを表示: ポインタを一緒に写し込み、操作説明を分かりやすく。
  • フローティングサムネール: 撮影後のプレビュー表示のオン/オフ。

影あり・影なし:プロフェッショナルな仕上がりに

ウィンドウ撮影時、Optionキーを押しながらクリックするだけで、ウィンドウの影を消すことができます。資料作成時に便利です。

スクリーンショットが撮れない!トラブルシューティング

  • キーボードショートカットの競合: 「システム設定」でショートカットを確認。
  • ディスクの空き容量不足: 保存先の空き容量をチェック。
  • 特定のアプリの制限: 動画配信サービスなど、保護されたコンテンツは撮影できません。
  • Macの再起動: 一時的な不具合は再起動で解決することがあります。

トリミングで完璧な仕上がりに:編集テクニック

即時編集(フローティングサムネール)

撮影直後に右下に表示されるサムネールをクリックすると、トリミング、回転、テキスト追加などの編集がすぐに行えます。

テキスト認識表示 (Live Text)

macOS Monterey以降では、スクリーンショット内のテキストを直接選択・コピーできます。エラーメッセージやコードを写す際に非常に便利です。

便利なツールとアプリケーション

macOS標準機能は強力ですが、より高度な機能を求めるならサードパーティ製アプリも便利です。

ツール名 機能 価格
Snagit 高度な編集・注釈、スクロールキャプチャ、動画編集機能 有料
Lightshot シンプルで軽量。素早い編集とオンライン共有に特化 無料
Skitch Evernoteとの連携が強力。シンプルな注釈機能が特徴 無料
CleanShot X プロ向けの多機能ツール。クラウド連携、画面録画、注釈など 有料