【詳細データ・早見表付】Macはいつまで使える?
macOS 26 Tahoeから10.5 Leopardまで対応機種を徹底解説
この記事は、こんなお悩みをお持ちの方におすすめです:
- 「自分の持っているMacは、最新・未来のmacOSにアップデートできるのか?」を正確に知りたい方
- 「中古Macを購入検討中だが、どのモデルなら将来も安心して使えるのか」、プロの視点が欲しい方
- 「macOSのバージョン番号が15から26に飛ぶって本当?」という最新の噂の真相が気になる方
- 「歴代macOSの歴史から、Appleの未来戦略までを深く理解したい」という知的好奇心旺盛な方
いつも当店をご利用いただき、誠にありがとうございます。
この記事を最後までお読みいただければ、お持ちのMacの現在地と未来の可能性を正確に把握し、お客様一人ひとりにとって最適なMacライフを設計するための、具体的で信頼できる羅針盤が手に入るはずです。
はじめに:なぜ今、macOSの対応機種を知ることが重要なのか
皆様が日々お使いのMac。その心臓部である「macOS」は、ほぼ毎年メジャーアップデートを繰り返し、新機能の追加、デザインの洗練、そして何よりセキュリティを強化し続けています。
しかし、ご存知の通り、すべてのMacが永遠に最新のmacOSへアップデートできるわけではありません。新しいmacOSが発表されるたびに「対応機種」が定められ、古いモデルは徐々にアップデートの対象から外れていきます。
結論から申し上げますと、お使いのMacがどのmacOSまで対応しているかを知ることは、お客様の大切なMacを「安全」に、そして「快適」に、長く使い続けるための生命線とも言える、非常に重要な知識なのです。
【早見表】macOSバージョンと対応機種 概要
まずは、OSバージョンと対応機種の概要を一覧表でご確認ください。詳細な条件や各OSの特徴は、この後のセクションで詳しく解説します。
OSバージョン |
対応機種 (概要) |
macOS 26 Tahoe |
MacBook Pro (M1 2020以降) など、Appleシリコン搭載機が中心 |
macOS 15 Sequoia |
MacBook Pro (2018以降) / MacBook Air (2020以降) など |
macOS 14 Sonoma |
MacBook Pro (2018以降) / MacBook Air (2018以降) など |
macOS 13 Ventura |
MacBook (2017以降) / MacBook Pro (2017以降) など |
macOS 12 Monterey |
MacBook (Early 2016以降) / MacBook Pro (Early 2015以降) など |
macOS 11 Big Sur |
MacBook (Early 2015以降) / MacBook Pro (Late 2013以降) など |
macOS 10.15 Catalina |
MacBook (Early 2015以降) / MacBook Pro (Mid 2012以降) など |
macOS 10.14 Mojave |
MacBook (Early 2015以降) / MacBook Pro (Mid 2012以降) など (Metal対応必須) |
macOS 10.13 High Sierra |
MacBook (Late 2009以降) / MacBook Pro (Mid 2010以降) など |
OS X 10.11 El Capitan |
MacBook (Late 2008以降) / MacBook Pro (Mid 2007以降) など |
Mac OS X 10.7 Lion |
Intel Core 2 Duo プロセッサ以降のMac |
Mac OS X 10.6 Snow Leopard |
Intel プロセッサ搭載のMac |
Mac OS X 10.5 Leopard |
PowerPC G4 (867MHz以上)、Intel プロセッサ搭載のMac |
この表を見ると、時代と共に対応するMacの世代が移り変わっていくのがよく分かりますね。それでは、各OSの詳細を一つずつ見ていきましょう。
【詳細データ】歴代macOS進化の歴史:特徴と対応機種 全リスト
macOS 26 Tahoe (タホ)
- リリース日: 2025年秋 (予定)
- 最小要件: メモリ8GB
- 特色: OSのバージョンを年号ベースに変更する最初のOS。UIデザインを刷新する「Liquid Glass」、より強力になった「Spotlight」、Macネイティブの「電話アプリ」、リアルタイム「自動翻訳機能」など、インテリジェンスをさらに推し進めた未来のOSです。
- 対応機種: MacBook Pro (M1 2020以降)、MacBook Air (M1 2020以降)、iMac (2020以降)、Mac mini (2020以降)、Mac Pro (2019以降)、Mac Studio (2022以降)
macOS 15 Sequoia (セコイア)
- リリース日: 2024年9月17日
- 最小要件: メモリ8GB
- 特色: Apple独自のAI機能「Apple Intelligence」が本格始動。MacからiPhoneの画面を直接操作できる「iPhoneミラーリング」や、新しい「パスワード」アプリなど、デバイス連携とAI活用がテーマです。
- 対応機種: MacBook Pro (2018以降)、MacBook Air (2020以降)、iMac (2019以降)、Mac mini (2018以降)、Mac Pro (2019以降)、iMac Pro (2017)、Mac Studio (2022以降)
macOS 14 Sonoma (ソノマ)
- リリース日: 2023年9月27日
- 最小要件: メモリ8GB, ストレージ26GB
- 特色: デスクトップにiPhoneのようにウィジェットを配置可能になり、パーソナライズ性が向上。Macでのゲーム体験を最適化する「ゲームモード」や、Safariの「プロファイル機能」も追加されました。
- 対応機種: MacBook Pro (2018以降)、MacBook Air (2018以降)、iMac (2019以降)、Mac mini (2018以降)、Mac Pro (2019以降)、iMac Pro (2017)、Mac Studio (2022以降)
macOS 13 Ventura (ベンチュラ)
- リリース日: 2022年10月25日
- 最小要件: メモリ8GB, ストレージ26GB
- 特色: 新しいウィンドウ管理機能「ステージマネージャ」で、マルチタスクがより快適に。iPhoneを高品質なWebカメラとして利用できる「連係カメラ」は、オンライン会議の質を劇的に向上させました。
- 対応機種: MacBook (2017以降)、MacBook Pro (2017以降)、MacBook Air (2018以降)、iMac (2017以降)、Mac mini (2018以降)、Mac Pro (2019以降)、iMac Pro (2017)、Mac Studio (2022)
macOS 12 Monterey (モントレー)
- リリース日: 2021年10月26日
- 最小要件: メモリ4GB, ストレージ26GB
- 特色: 複数のMacやiPadを、一つのマウスとキーボードで自在に操れる「ユニバーサルコントロール」が目玉機能。特定の作業に集中するための「集中モード」や、定型作業を自動化する「ショートカット」アプリもMacに登場しました。
- 対応機種: MacBook (Early 2016以降)、MacBook Pro (Early 2015以降)、MacBook Air (Early 2015以降)、iMac (Late 2015以降)、Mac mini (Late 2014以降)、Mac Pro (Late 2013以降)、iMac Pro (2017)、Mac Studio (2022)
macOS 11 Big Sur (ビッグサー)
- リリース日: 2020年11月13日
- 最小要件: メモリ4GB, ストレージ35.5GB
- 特色: UIデザインをiOS/iPadOSに寄せた、見た目の大幅な刷新が特徴。iPhoneのような「コントロールセンター」も追加されました。そして何より、Apple自社製チップ「Apple Silicon (M1)」に初めて対応した記念碑的なOSです。
- 対応機種: MacBook (Early 2015以降)、MacBook Pro (Late 2013以降)、MacBook Air (Mid 2013以降)、iMac (Mid 2014以降)、Mac mini (Late 2014以降)、Mac Pro (Late 2013以降)、iMac Pro (2017)
macOS 10.15 Catalina (カタリナ)
- リリース日: 2019年10月8日
- 最小要件: メモリ4GB, ストレージ18.5GB
- 特色: これまでのMacの歴史を支えた32bitアプリケーションのサポートを完全に終了。巨大だったiTunesは「ミュージック」「TV」「Podcast」の3つのアプリに分割されました。iPadをサブディスプレイにする「Sidecar」も登場。
- 対応機種: MacBook (Early 2015以降)、MacBook Pro (Mid 2012以降)、MacBook Air (Mid 2012以降)、iMac (Late 2012以降)、Mac mini (Late 2012以降)、Mac Pro (Late 2013以降)、iMac Pro (2017)
macOS 10.14 Mojave (モハベ)
- リリース日: 2018年9月25日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ12.5GB
- 特色: クリエイター待望のシステム全体で利用できる「ダークモード」を導入。散らかりがちなデスクトップを自動で整理する「スタック」機能も便利でした。32bitアプリが動作する最後のOSでもあります。
- 対応機種: MacBook (Early 2015以降)、MacBook Pro (Mid 2012以降)、MacBook Air (Mid 2012以降)、iMac (Late 2012以降)、Mac mini (Late 2012以降)、Mac Pro (Late 2013以降、※Metal対応GPUでMid2010以降も可)、iMac Pro (2017)
macOS 10.13 High Sierra (ハイシエラ)
- リリース日: 2017年9月25日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ14.3GB
- 特色: 見た目の変化は少ないものの、内部的には大きな進化を遂げたOS。SSDに最適化された新しいファイルシステム「APFS」を導入し、将来のMacの高速化の礎を築きました。次世代ビデオ規格HEVCにも対応。
- 対応機種: MacBook (Late 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2010以降)、MacBook Air (Late 2010以降)、iMac (Late 2009以降)、Mac mini (Mid 2010以降)、Mac Pro (Mid 2010以降)
macOS 10.12 Sierra (シエラ)
- リリース日: 2016年9月20日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ8.8GB
- 特色: これまでの「OS X」から「macOS」へと名称を変更。iPhoneでおなじみの音声アシスタント「Siri」がMacに初搭載されました。Apple WatchでMacのロックを自動解除できる機能も登場し、エコシステムの連携が深まりました。
- 対応機種: MacBook (Late 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2010以降)、MacBook Air (Late 2010以降)、iMac (Late 2009以降)、Mac mini (Mid 2010以降)、Mac Pro (Mid 2010以降)
OS X 10.11 El Capitan (エルキャピタン)
- リリース日: 2015年9月30日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ8.8GB
- 特色: 派手な新機能よりも、システム全体の安定性とパフォーマンス向上に重点を置いた、玄人好みのOS。2つのアプリを並べて表示する「Split View」が追加され、作業効率が向上しました。
- 対応機種: MacBook (Late 2008アルミ or Early 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2007以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、iMac (Mid 2007以降)、Mac mini (Early 2009以降)、Mac Pro (Early 2008以降)、Xserve (Early 2009)
OS X 10.10 Yosemite (ヨセミテ)
- リリース日: 2014年10月16日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ8GB
- 特色: これまでの立体的なデザインから、iOS 7に追随する「フラットデザイン」へとUIを刷新。Macで作業を始め、その続きをiPhoneでシームレスに行える「Continuity (Handoff)」機能が登場しました。
- 対応機種: MacBook (Late 2008アルミ or Early 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2007以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、iMac (Mid 2007以降)、Mac mini (Early 2009以降)、Mac Pro (Early 2008以降)、Xserve (Early 2009)
OS X 10.9 Mavericks (マーベリックス)
- リリース日: 2013年10月22日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ8GB
- 特色: なんと言っても、このバージョンからOSのアップグレードが無料化されたことが最大のトピックです。バッテリー持続時間を改善する技術や、Finderにタブとタグ機能が追加されるなど、実用的な改善が光りました。
- 対応機種: MacBook (Late 2008アルミ or Early 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2007以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、iMac (Mid 2007以降)、Mac mini (Early 2009以降)、Mac Pro (Early 2008以降)、Xserve (Early 2009)
OS X 10.8 Mountain Lion (マウンテンライオン)
- リリース日: 2012年7月25日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ8GB
- 特色: 通知センターやiMessage、リマインダー、メモといったアプリが導入され、iOSとの統合がさらに推進されました。安全でないアプリからMacを守る「Gatekeeper」機能も初搭載。
- 対応機種: MacBook (Late 2008アルミ or Early 2009以降)、MacBook Pro (Mid 2007以降)、MacBook Air (Late 2008以降)、iMac (Mid 2007以降)、Mac mini (Early 2009以降)、Mac Pro (Early 2008以降)、Xserve (Early 2009)
Mac OS X 10.7 Lion (ライオン)
- リリース日: 2011年7月20日
- 最小要件: メモリ2GB, ストレージ7GB
- 特色: アプリを一覧表示する「Launchpad」や、フルスクリーンアプリなど、iOSからインスパイアされた機能が多く導入されました。このバージョンから、Mac App Storeでのダウンロード販売が基本となり、DVD-ROMの時代が終わりを告げました。
- 対応機種: Intel Core 2 Duo, i3, i5, i7, Xeonプロセッサ搭載のMac
Mac OS X 10.6 Snow Leopard (スノーレパード)
- リリース日: 2009年8月28日
- 最小要件: メモリ1GB, ストレージ5GB
- 特色: 新機能の追加は最小限に留め、OS内部のパフォーマンスと安定性の向上に徹底的に注力。その軽快さと安定性から、今なお「史上最高のOS」と評価するファンが多い、伝説的なバージョンです。Intelプロセッサ専用となりました。
- 対応機種: Intelプロセッサ搭載のMac
Mac OS X 10.5 Leopard (レパード)
- リリース日: 2007年10月26日
- 最小要件: メモリ512MB, ストレージ9GB
- 特色: 今では当たり前となった自動バックアップ機能「Time Machine」が初めて搭載された画期的なOS。WindowsをMacで動かす「Boot Camp」も正式に導入されました。IntelとPowerPC、両方のCPUをサポートした最後のOSです。
- 対応機種: PowerPC G4 (867MHz以上)、Intelプロセッサ搭載のMac (※FireWireポート標準搭載)
解説:macOSの歴史から読み解くAppleの戦略
- LionからVenturaにかけて: iOSとの機能統合を進め、デバイス間の連携を強化。
- Big Sur: Appleシリコンへの移行という、社運を賭けた一大プロジェクトの始まり。
- SequoiaとTahoe: AIとインテリジェンスを核に、Macを単なる「道具」から「賢いパートナー」へと進化させるフェーズ。
これらの歴史を踏まえた上で、皆様のMacライフをどう計画していくか、具体的なご提案をさせていただきます。
ご自身のMacを賢く、長く使い続けるための秋葉館からの最終提案
提案1:Intel Mac最終世代と共に歩む道
macOS 26の対応機種に含まれているMacBook Pro (2019)やiMac (2020)など、Intel Macの最終世代をお使いの場合、まだ数年は戦えるポテンシャルがあります。これらのモデルは性能も高く、SSD換装やメモリ増設(可能なモデルの場合)によって、まだまだ快適な環境を維持できます。当店では、こうしたアップグレードのご相談も随時承っております。
提案2:未来を見据えた、AppleシリコンMacへの戦略的移行
macOS 26でサポートが終了する可能性が高いモデル(2018年〜2019年のMacBook Airなど)をお使いの方、そして「Liquid Glass」や進化したAI機能など、Macの最先端を体験し続けたい方。今こそ、Appleシリコン搭載Macへの戦略的な移行を検討する絶好のタイミングです。
特に、当店で取り扱っている整備済み品や状態の良い中古Macは、新品同様の性能を、よりリーズナブルな価格で手に入れることができる、非常に賢い選択肢です。
まとめ:未来のMacライフを、秋葉館とともに
今回は、macOSの壮大な歴史から、衝撃的な未来予測「macOS 26 Tahoe」まで、対応機種という切り口で深掘りしてきました。
- Point: ご自身のMacのOS対応状況と、将来のサポート終了時期を把握することが、今後の計画を立てる上で不可欠です。
- Reason: セキュリティ、新機能、アプリ互換性の観点から、サポートされたOSを使い続けることがMacを最大限に活かす鍵です。
- Example: OSの歴史はMacの進化の歴史そのもの。そしてmacOS 26へのバージョンアップは、Appleの新たな時代の幕開けを意味します。
- Proof: Intel Macの活用法はまだありますが、未来のMac体験をフルに享受するには、Appleシリコンへの移行が最適な選択肢となります。
Macのお悩み、秋葉館にご相談ください!
秋葉館では、Mac本体はもちろん、ケーブル、アダプタ、外部ディスプレイ、そして今回ご紹介したような少しマニアックな情報まで、Macに関するあらゆるご相談を承っております。
何かお困りのこと、知りたいことがあれば、ぜひお気軽に店頭スタッフまでお声がけくださいね。
この記事が、皆さんのMacライフの一助となれば幸いです。