こんにちは!今日は、あなたのMacライフを劇的に快適にするための、とっておきの秘密兵器についてお話ししましょう。
「最近、Macの動きがもっさりしてるなあ…」
「レインボーカーソルが頻繁に出てきてイライラする!」
「ファンが唸り声を上げていて、壊れないか心配…」
そんな経験、ありませんか?
実はそれ、Macからの「助けて!」というサインかもしれません。
でも大丈夫。Macには、そんな不調の原因をレントゲン写真のように丸裸にしてしまう、強力なツールが標準搭載されているんです。
その名も 「アクティビティモニタ」!
今日は、このアクティビティモニタを使いこなして、重いMacをサクサクの新品同様(言い過ぎかな?でも気持ちはそれくらい!)に戻す方法を、徹底的に、そして分かりやすく解説していきますね。
Macが重い?
まずは、そもそもなぜMacが重くなってしまうのか、その原因をスッキリさせておきましょう。
「Macのキャパシティを超えた仕事をごちゃ混ぜにさせているから」
です。
想像してみてください。あなたが片手で電話をしながら、もう片方の手でメールを打ち、足で貧乏ゆすりをしながら、頭の中で明日の夕飯の献立を考えている状態を…。
そりゃあ、動きも鈍くなりますよね?Macも同じなんです。
具体的な「重い」原因って?
Macが悲鳴を上げる理由は主に3つあります。
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1. CPU(脳みそ)の使いすぎ
重たい動画編集ソフトや、バグったアプリが、CPUの処理能力を独り占めしている状態です。
- ファンが「ブオー!」と激しく回転してうるさい。
- Mac本体(特にキーボードの上あたり)が熱くて触れない。
- 動画がカクついたり、文字入力がワンテンポ遅れたりする。
- バッテリーがみるみる減っていく。
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2. メモリ(作業机)の不足
同時にたくさんのアプリを開きすぎて、作業するためのスペースが足りなくなっている状態です。
- あの忌まわしき「レインボーカーソル(くるくる)」が頻繁に現れる。
- アプリを切り替えるときに一瞬固まる・モタつく。
- 突然「メモリが不足しています」という警告が出て、アプリが落ちる。
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3. ストレージ(本棚)の圧迫
データを保存する場所がいっぱいで、一時的な作業ファイルを作る隙間すらない状態です。
これらのどれが原因なのか?それを特定するのが、今回紹介する「アクティビティモニタ」の役割なんです。
アクティビティモニタとは?
さて、ここからが本題です。
アクティビティモニタとは、一言で言えば 「Macの健康診断ツール」 であり、「司令塔」 です。
Windowsを使ったことがある方なら、「タスクマネージャー」と同じものだと思ってもらえればOKです。
Macのバックグラウンドで動いている全てのプログラム(プロセスと呼びます)を一覧表示し、それぞれがどれくらいMacのリソースを消費しているかをリアルタイムで見せてくれます。
なぜアクティビティモニタが必要なの?
「別に動けばいいじゃん」と思うかもしれません。でも、アクティビティモニタを見ることで、以下のようなメリットがあります。
アクティビティモニタを開くには?
「便利そうなのはわかったけど、どこにあるの?」
ごもっともです。普段あまり目にしない場所に隠れていますからね。
パターンA:Finderから開く(基本のキ)
- DockのFinder(顔のマーク)をクリックします。
- 左側のメニューから 「アプリケーション」 を選びます。
- アプリケーションフォルダの中にある 「ユーティリティ」 フォルダを探してダブルクリックします。
- その中に…ありました!「アクティビティモニタ」をダブルクリックします。
パターンB:Spotlight検索で開く(スマートな方法)
僕のおすすめは断然こっち!慣れると一瞬です。
- キーボードの
Command (⌘)+Spaceを叩きます。 - 検索バーに 「アクティビティ」 と入力します。
- 候補に出てきた「アクティビティモニタ.app」を
Enterキーで開くだけ!
具体的な使い方
画面の上の方にある「タブ」に注目してください。この5つのタブを切り替えることで、それぞれの健康状態をチェックできるんです。
1. CPUタブ:脳みその忙しさを見る
一番最初に見るべきはここ!Macの動作が「重い」「遅い」と感じる時の8割は、ここになにかしらの異変があります。
リストの一番上にある項目を見てください。ここに、CPUを大量に使っているプロセスが表示されます。
2. メモリタブ:作業机の広さを見る
次に重要なのがメモリです。画面下部に表示される 「メモリプレッシャー」 というグラフを見てください。
3. エネルギータブ:電池食い虫を見つける
MacBookを使っている人には超重要!「最近バッテリーの減りが早いな…」と思ったらここをチェック。「エネルギー影響」が高いアプリほど、バッテリーをガツガツ消費しています。
チェックするポイント
さらにプロっぽく、トラブルを未然に防ぐための「チェックポイント」を伝授しましょう。
ポイント①:「kernel_task」が重くないか?
これがCPUを大量に使っている場合、「Mac本体が熱くなりすぎている」 ことが多いんです。部屋を涼しくしたり、冷却ファンを使ったりして、物理的にMacを冷ましてあげてください。
ポイント②:「ブラウザのタブ」開きすぎてない?
Google ChromeやSafariを使っていると、メモリ不足の原因ナンバーワンは、大抵これです。「後で読むから」と開いたままの100個のタブ…今すぐ整理しましょう。
ポイント③:見覚えのないプロセス
もし「聞いたこともない怪しい名前」のプロセスがCPUを独占していたら、一度その名前でWeb検索してみてください。不要なアドウェアかもしれません。
便利ショートカット & 困った時の技
基本操作
- ウィンドウ表示 Cmd + 1
- CPUグラフ Cmd + 2
- 検索 Cmd + F
フリーズした時
「アプリケーションの強制終了」が開きます。
Macユーザーの命綱です。

強制終了時の注意点
むやみにシステム系のプロセスを強制終了させないでください。Macがシャットダウンしたりデータが壊れる可能性があります。
まとめ
「アクティビティモニタ」は、Macの頼りになる相棒です。
Macが遅いと感じたら、再起動する前にまずはアクティビティモニタをチェック。
これだけで、あなたのMacライフはもっと快適に、もっとスムーズになります。
それでは、快適なMacライフを!