中古iPhoneは危険?安心して選ぶためのチェックポイント【秋葉館スタッフ解説】
この記事は、
「新しいiPhoneが欲しいけれど、新品は高すぎて手が出ない…」
「中古iPhoneなら安く買えるのは知っているけど、すぐに壊れたり、使えなくなったりしたら怖い…」
「ネットで『中古iPhoneはやめとけ』という記事を見て不安になった」
そんな悩みや不安を抱えているあなたに向けて書いています。
こんにちは!秋葉原で30年以上、MacやiPhoneなどのApple製品を専門に扱っている「秋葉館」のスタッフです。
毎日たくさんのお客様から、iPhoneのご相談をいただいています。
最近、iPhoneの価格、本当に高くなりましたよね。「最新のiPhoneが欲しい!」と思っても、Proシリーズなどは20万円近くすることもザラで、なかなか気軽には買い換えられないのが正直なところだと思います。生活費も上がっている中で、スマホ代だけにそこまでお金をかけられない…というのが本音ではないでしょうか。
そんな中で、今爆発的に注目されているのが「中古iPhone」です。
新品よりも数万円、機種によっては半額以下という圧倒的な安さで手に入るため、賢い選択肢として選ぶ人が急増しています。しかし、その一方で「中古iPhoneは危険」「やめとけ」「後悔した」といったネガティブな声も耳にすることがあるかもしれません。
「前の人がどんな使い方をしていたかわからないし…」
「お風呂で使われていて、見えない水没をしていたらどうしよう…」
「もし不良品をつかまされたら泣き寝入り?」
そんな不安を感じて、結局高い新品を無理してローンで買ったり、画面が割れてバッテリーも持たない古いiPhoneを我慢して使い続けたりしていませんか?それ、実はとってももったいないことなんです。
実は、中古iPhoneにある「リスク」を正しく理解し、正しい「選び方」さえ知っていれば、危険な目に遭うことはほとんどありません。 むしろ、非常にコストパフォーマンスよく、快適なiPhoneライフを手に入れることができる、現代における「賢い買い物」の代表格なんです。
今日は、私たち専門店スタッフが、中古iPhoneに潜むリスクの正体と、絶対に失敗しないための選び方のポイントを、包み隠さずお話ししたいと思います。これを読めば、きっとあなたも「なんだ、中古でも全然いいじゃん!」と自信を持って選べるようになりますよ。
なぜ「中古iPhoneは危険」と言われるのか?その理由を徹底解剖
まずは、なぜ世間で「中古iPhoneは危険」と言われることがあるのか、その理由(リスク)をしっかりと見ていきましょう。敵を知れば、対策も立てられます。なんとなく怖い、ではなく「何が」怖いのかを知ることが第一歩です。
主なリスクは以下の5つです。
これらを一つずつ、詳しく解説していきますね。
1. バッテリーの劣化:最大の懸念点
中古品である以上、どうしても避けられないのがバッテリーの経年劣化です。iPhoneに使われているリチウムイオンバッテリーは消耗品なので、使えば使うほど充電できる容量が減っていきます。
前の持ち主が毎日ゲームを何時間もしていたり、充電しながら動画を見続けたりしていた場合、バッテリーがかなり弱っている可能性があります。
「朝100%だったのに、お昼にはもう20%しかない…」「まだ30%あるのに、急に電源が落ちてしまった」…こんな症状が出ると、いくら安く買えてもストレスが溜まってしまいますよね。モバイルバッテリーを常に持ち歩く生活は不便です。
特に、バッテリーの最大容量が80%を下回っている端末は注意が必要です。Apple公式でも交換が推奨されるレベルなので、購入後すぐにバッテリー交換費用(Apple正規修理で1万円〜2万円程度)が発生してしまうかもしれません。
2. 赤ロム(ネットワーク利用制限):恐怖の「文鎮化」
これこそが、中古スマホ最大の落とし穴と言えるかもしれません。
「赤ロム」という言葉を聞いたことはありますか?
これは、前の持ち主が端末代金の分割払いを滞納したり、盗難品であったりした場合に、携帯電話会社(キャリア)がその端末の通信機能をロックしてしまう現象のことです。
画面上のアンテナマークが赤くなる…なんてことはありませんが(昔の機種での呼び名が由来です)、このロックがかかると、SIMカードを挿しても電話もインターネットも一切できなくなります。Wi-Fi環境でしか使えない、ただのiPod touchのようになってしまうのです。これを俗に「文鎮化」と呼んだりもします。
怖いのは、購入した時点では普通に使えていても、数ヶ月後に突然ロックがかかる可能性があるということです。前の持ち主が支払いを途中で止めた瞬間にアウトになるからです。個人売買などでは、このリスクが常につきまといます。相手と連絡が取れなくなれば、泣き寝入りするしかありません。
3. アクティベーションロック:そもそも使えない
これはセキュリティに関する致命的なリスクです。iPhoneには「iPhoneを探す」という機能に関連した「アクティベーションロック」という強力な保護機能があります。
前の持ち主がこのロックを解除せずに(Apple IDをサインアウトせずに)手放してしまった場合、あなたがそのiPhoneを初期化して使おうとしても、前の持ち主のApple IDとパスワードを求められて、先に進むことができません。
こうなると、私たち業者でも解除することは不可能です。完全に「使えない鉄の塊」になってしまいます。フリマアプリなどで「初期化済み」と書かれていても、実はこのロックが残っていた…というトラブルは意外と多いのです。「パスワードを教えてください」とメッセージを送っても無視されたら、もう終わりです。
4. 見えない不具合:水没反応と非純正パネル
外見はピカピカでも、中身がボロボロ…ということもあります。
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水没反応: 以前にお風呂やトイレに落としたことがあり、内部で腐食が進んでいるケース。今は動いていても、ある日突然電源が入らなくなる時限爆弾のような状態です。
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非純正パネル: 画面が割れた際、街の修理屋さんなどで安価な「非純正パネル」に交換されているケース。タッチの感度が悪かったり、色味が青白かったり、Face IDが使えなくなっていたりすることがあります。これらは外見だけではパッと見分けがつかないのが厄介です。
5. 保証がない・修理費が高い
新品ならAppleの1年保証がついていますが、中古品にはメーカー保証が残っていないことがほとんどです。
もし購入して3日後に画面が映らなくなったり、充電ができなくなったりしたらどうしますか?
個人売買や、保証のないリサイクルショップで買っていた場合、修理代は全額自己負担です。iPhoneの修理費は高額で、画面交換や基盤修理となれば数万円〜5万円以上飛んでいくことも珍しくありません。「2万円安く買ったのに、修理代で5万円かかった…」なんてことになれば、安物買いの銭失いです。
失敗しない中古iPhoneの選び方!3つの鉄則
怖がらせてしまったかもしれませんが、ここからが本題です。
先ほど挙げたようなリスクを回避し、安全な中古iPhoneを手に入れるためには、どうすればいいのでしょうか?
私たちプロが教える「選び方の3つの鉄則」をご紹介します。これさえ守れば、ハズレを引く確率はグッと下がります。
鉄則1:信頼できる「専門店」で買う(個人間取引は避ける)
これを守るのが最も重要で、最も確実な方法です。
メルカリやヤフオク、ラクマなどのフリマアプリは、確かに相場よりも安く買えることがあります。しかし、相手は素人の個人です。「動作確認済み」と書かれていても、その確認方法は「電源が入った」「カメラが映った」程度の簡易的なものかもしれません。
「昨日まで使えていた」と言われても、水没しているかもしれませんし、明日赤ロムになるかもしれません。
初心者のうちは、フリマアプリでの中古iPhone購入は絶対に避けるべきです。
必ず、中古スマホを専門に扱っているショップで購入しましょう。専門店であれば、専用のソフトを使ってあらゆる機能をチェックしていますし、内部のデータも完全に消去されています。何より、万が一の時の責任の所在がはっきりしています。「餅は餅屋」と言うように、iPhoneはiPhoneのプロから買うのが一番の近道です。
鉄則2:「赤ロム保証」の有無を徹底確認する
先ほどお話しした「赤ロム」のリスク。これを完全にゼロにすることは、実はどんな専門店でも難しいのです(前の持ち主が将来支払いを続けるかどうかまではコントロールできないため)。
だからこそ重要なのが、「万が一赤ロムになった場合に、どう対応してくれるか」です。
「赤ロム永久保証」や「ネットワーク利用制限保証」を謳っているお店を選びましょう。これは、「もし将来、その端末が赤ロムになって使えなくなったら、期間に関係なく交換や返金をしますよ」というお店からの約束です。
この保証があるかどうかが、優良店とそうでない店を見分ける大きなポイントになります。
鉄則3:SIMの種類とロック解除を確認する【重要】
ここがつまずきやすいポイントなので、少し詳しく解説します。
「SIMフリー」とひとことで言っても、実は2種類あるのをご存知ですか?
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純正SIMフリー: 最初からApple Storeなどで販売されていた、どこのキャリアの制限も受けていないもの。
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キャリア版SIMロック解除済み: 元々はdocomoやauなどで販売されてロックがかかっていたが、後から解除手続きをしてSIMフリーになったもの。
「どっちがいいの?」と思われるかもしれませんが、使う上ではどちらも同じ「SIMフリー」として扱って大丈夫です。
また、よくある質問で「docomoのSIMフリー端末は、auのSIMカードでは使えないの?」というものがあります。
結論から言うと、iPhoneの場合、最近の機種(iPhone 8以降など)であれば基本的にどこのキャリアの回線でも問題なく使えます。
Androidと違って、iPhoneはどのキャリアで販売されたものでも対応している「周波数帯(バンド)」がほぼ同じだからです。
ですので、「元docomo版のSIMロック解除済みiPhone」に「au系の格安SIM」を入れても、ちゃんと繋がります。安心してくださいね。
ただし、念のため購入前にお使いのSIMカードが対応しているか、お店の人に確認するとより確実です。
なぜ「秋葉館」の中古iPhoneが選ばれるのか?
手前味噌になってしまいますが、私たち秋葉館も、中古iPhoneを安心して購入していただける環境を全力で整えています。数あるショップの中で、なぜ秋葉館が選ばれているのか、その理由を少しだけ自慢させてください。
理由1:安心の「赤ロム永久保証」
秋葉館で販売している中古iPhone・iPad(Wi-Fi+Cellularモデル)には、「赤ロム永久保証」が付帯しています。
「永久」です。期限はありません。
もしお客様が購入された端末が、ネットワーク利用制限(赤ロム)になって通信できなくなってしまった場合、ご購入から何年経っていても、全額返金または同等品との交換対応をさせていただきます。(※もちろんレシートや購入履歴の確認はさせていただきます)
仕入れ段階で厳しいチェックを行っているので赤ロム発生率は極めて低いのですが、「万が一」のリスクにお客様を巻き込みたくない。その思いから、最強の保険をご用意しました。これなら、いつまでも安心して使い続けられますよね。
理由2:良いことも悪いことも隠さず伝えます
中古品を買う時、一番怖いのは「隠し事」ですよね。
秋葉館では、お客様に納得して買ってもらうために、情報を徹底的に開示しています。
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修理履歴の記載: メーカーではない第三者機関で液晶パネルやバッテリーを交換している端末については、必ず商品詳細にその旨を記載しています。また、Appleサポートでの修理履歴もわかる限り記載しています。「知らずに非純正パーツが入っていた…」なんてことはありません。
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写真の枚数: 私たち、写真撮影にはかなり時間をかけています。「綺麗な商品は写真が少なく、傷がある商品は写真が多い」のが秋葉館流です。傷や凹みがある場合は、その部分がはっきりわかるように拡大写真を何枚も掲載します。逆に、写真が少ない商品は「撮るべき傷がないほど綺麗」という証拠です。
理由3:購入後の保証とサポート
秋葉館の中古iPhone保証期間は、標準で1ヶ月間です。
「えっ、1ヶ月だけ?」と思われるかもしれませんが、中古市場では標準的な期間です。初期不良(タッチが効かない、充電できないなど)は、使い始めてすぐに判明することがほとんどだからです。
もちろん、先ほどご説明した「赤ロム」に関しては永久保証ですのでご安心ください。
めんどくさい?いいえ、データ移行は驚くほど簡単です!
「中古iPhoneを買うのはいいけど、データの移し替えが面倒くさそう…」
そう思っていませんか?
実は、今のiPhoneは「クイックスタート」という機能を使えば、パソコンがなくても、ケーブルがなくても、古いiPhoneと新しいiPhoneを横に並べるだけでデータ移行が完了してしまうんです!
これだけで、写真も、連絡先も、アプリも、設定も、壁紙も、すべてそのまま丸ごとコピーされます。LINEの履歴も(事前にバックアップ設定をしておけば)しっかり引き継げます。
この機能のおかげで、機種変更のハードルは驚くほど下がりました。データ移行が不安で機種変更をためらっているなら、心配無用です!
秋葉館スタッフが選ぶ!今狙い目のおすすめ中古iPhone
では最後に、今買うならどのモデルがおすすめか、いくつかピックアップしてご紹介します。あなたの使い方に合わせて選んでみてください。
1. コスパ最強!初めてのiPhoneにも|iPhone SE (第2世代 / 第3世代)
こんな人におすすめ:
- とにかく安く済ませたい
- 指紋認証(Touch ID)がないと落ち着かない
- 最近のスマホは大きすぎて持ちにくい、片手で操作したい
- お子様の初めてのスマホや、仕事用のサブ機を探している
ホームボタンがあるクラシックなデザインで、今でも根強い人気を誇ります。
第2世代なら2万円台から手に入ることもあり、圧倒的なコスパです。性能も普段使い(LINE、ブラウザ、YouTubeなど)には十分すぎるほど。
第3世代なら5G通信にも対応しており、搭載されているチップもiPhone 13と同じものなので、バリバリ現役で使えます。マスクをしていても指紋で一発解除できるのは、やっぱり便利ですよね。
👉 秋葉館のiPhone SE (第2世代/第3世代) 在庫をチェックする
2. 今が絶好の買い時!バランス最強|iPhone 15 / 15 Plus
こんな人におすすめ:
- 最新機種(iPhone 17)は高すぎるけど、性能にはこだわりたい
- カメラも動画もキレイに撮りたい
- Dynamic Island(ダイナミックアイランド)を使ってみたい
iPhone 17シリーズが登場した今、価格と性能のバランスが最も良いのが「2世代前」にあたるiPhone 15シリーズです。
このモデルから充電端子が待望の「USB-C」になり、他の機器とケーブルを統一できるようになりました。
メインカメラは4800万画素と超高精細。iPhone 14 Pro譲りの性能を持っており、日常使いで困ることはまずありません。中古価格もだいぶ落ち着いてきており、今最もコストパフォーマンスが高いモデルと言えます。
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3. Apple Intelligence対応!賢い選択|iPhone 15 Pro / 15 Pro Max
こんな人におすすめ:
- 話題のAI機能「Apple Intelligence」を使いたい
- プロ並みの写真や動画を撮りたい
- チタニウムの高級感あるデザインが好き
「最新のAI機能には興味があるけど、最新のiPhone 17 Proは高すぎる…」
そんなあなたに強くおすすめしたいのが、iPhone 15 Proシリーズです。
実はこのモデル、Appleの最新AI機能「Apple Intelligence」に対応している最も安価なモデルなんです(※2025年現在)。
カメラ性能も非常に高く、今のiPhone 16(ノーマルモデル)とほぼ同等の価格帯で、Proモデルの高級感と高性能な望遠レンズ、そしてAI機能が手に入ります。
まさに「知る人ぞ知る賢い選択」。在庫がなくなる前にチェックすることをおすすめします!
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まとめ:中古iPhoneは「正しい選び方」で賢い買い物になる!
いかがでしたでしょうか?
「中古iPhoneは危険」と言われることもありますが、それは「リスクを知らずに」「個人などの信頼できない相手から」「保証のない状態で」買うからです。
この3つのポイントさえ押さえておけば、中古iPhoneは決して怖いものではありません。むしろ、浮いたお金で高性能なノイズキャンセリングイヤホンを買ったり、旅行に行ったり、美味しいものを食べたりできる、非常に賢い選択肢です。
私たち秋葉館は、あなたが安心して中古iPhoneデビューできるよう、全力でサポートします。
サイトを見てみて「これってどうなの?」と疑問に思うことがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね。
あなたにぴったりの1台が見つかることを願っています。
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