【秋葉館スタッフが解説】アプリ別・用途別Macの選び方 (2025年版) – あなたの「やりたいこと」に最適な一台は?

整然と並べられたMacBook Pro、Mac Studio、iMacがクリエイティブなインスピレーションを刺激する様子

この記事は、こんな悩みをお持ちのあなたに向けた記事です

  • 「動画編集を始めたいけど、どのMacを買えばいいか分からない…」
  • 「Affinity Studioの基本機能が無料になったと聞いた!どのMacなら快適に動く?」
  • 「PhotoshopとIllustratorが快適に動けばいい。一番コスパの良いモデルは?」
  • 「CanvaやFigmaで作業することが多いけど、AirとPro、どっちがいい?」
  • 「音楽制作(DTM)でプラグインをたくさん使いたい。メモリは16GBで足りる?」
  • 「M1の8GBモデルでも、まだクリエイティブな作業はできる?」
  • 「M1 Pro, M2 Pro, M4 Pro… チップの種類が多すぎて、自分に何が必要なのか判断できない」
  • 「新品は高い。でも中古のMacBook Pro、特にM1 Proモデルの性能って今でも通用するの?」
  • 「スペック不足で後悔したくないけど、オーバースペックな高額モデルを買う勇気もない」

こんにちは。Mac専門店「秋葉館」のスタッフです。日々、店頭やオンラインでお客様からMac選びに関する様々なご相談をいただきます。特に多いのが、「どのアプリを使いたいか」という目的別の選び方です。

つい先日、私たちMac業界を揺るがす、とんでもないニュースが飛び込んできました。これまでプロのデザイナーから高い評価を得ていた「Affinity」シリーズ(Photo, Designer, Publisher)が、なんと「Affinity Studio」として一つに統合され、その基本機能が「完全無料」で公開されたのです。

この「基本機能」には、従来の写真編集、ベクターデザイン、DTP(出版デザイン)といった中核機能がすべて含まれています。つまり、AI関連の特殊機能(※これらはCanvaのサブスクリプションが必要)を使わない限り、プログレードのデザイン作業のソフトウェアコストが「ゼロ」になったのです。

これは、Macでクリエイティブを始めたい方にとって、まさに革命です。

従来は「Adobeのサブスクリプションは高いから、Affinityの買い切り版を…」という選択でしたが、これからは「無料のAffinity Studioをプロレベルで使うために、Mac本体の性能(特にメモリ)に投資する」という、まったく新しい選び方が主流になるかもしれません。

「大は小を兼ねる」と最高スペックのモデルに目が行きがちですが、これからはソフトウェアの予算が浮いた分、ご自身の使い方に「ちょうどいい」性能のMacを選び、余った予算をメモリやストレージ、あるいは作業を快適にする周辺機器に回すほうが、よほど賢明な選択と言えるでしょう。

あなたの「やりたいこと」が、選ぶべきMacを教えてくれます

結論から申し上げますと、あなたの「使い方(メインで使うアプリケーション)」と「ご予算」に最適なMacは、必ず見つかります。

なぜなら、Apple Silicon (M1以降のMチップ) の登場以降、Macのラインナップは非常に明確に「得意分野」が分かれるようになったからです。

  • CPU(演算処理): アプリの基本的な動作速度、多くの計算処理(DTMの音源処理など)
  • GPU(画像処理): 3Dレンダリング、動画の書き出し、エフェクト処理
  • メモリ(作業机の広さ): 同時に開くアプリの数、扱うファイルのサイズ(写真の解像度、動画の長さ、DTMのトラック数)

この3つのバランスが、アプリケーションの快適さを決めます。

この記事では、この「Affinity Studio基本無料化」という衝撃的な最新情報を踏まえ、主要なクリエイティブアプリ別に「どのMacを選ぶべきか」を、落ち着いて、じっくりと解説していきます。

特に、非常にコストパフォーマンスが高く、プロの現場でもまだまだ現役バリバリの「中古 M1 Pro搭載 MacBook Pro 14インチ」の魅力、そして「予算を最優先したい」という方向けの「中古 M1 / 8GBモデル」でできることについても、専門店ならではの視点で深掘りしていきます。


【動画編集】Final Cut Pro / Premiere Pro / DaVinci Resolve

動画編集は、Macに最も高い「総合力」を要求する作業の一つです。特に4K以上の高解像度素材や、複数のエフェクト(カラーグレーディング、ノイズリダクションなど)を重ねる場合、マシンの性能が作業効率に直結します。

重視すべきスペック

  1. GPU(グラフィックス性能): 動画のエンコード(書き出し)速度、エフェクトのリアルタイムプレビューに最も影響します。「M4 Max」や「M2/M3 Ultra」といった「Max」または「Ultra」チップが持つ、GPUコアの多さが正義です。
  2. メディアエンジン: Apple Siliconに搭載されている動画処理専用ハードウェアです。特にAppleの「Final Cut Pro」や、ProResコーデックを多用する環境では、このエンジンの有無(M1 Pro以上には搭載されています)でプレビューのスムーズさが劇的に変わります。
  3. メモリ容量: 4K素材の編集なら最低16GB、本格的な8K編集や、DaVinci ResolveのFusion(VFX合成)などを使う場合は32GB以上を強く推奨します。メモリ不足は、プレビューのカクつきやアプリのクラッシュに直結します。
  4. ストレージ(SSD): 内蔵SSDの速度が最速ですが、動画素材はすぐに容量を圧迫します。最低でも1TB、可能なら2TBを推奨しますが、コストを抑えたい場合は「妥協点」でもあります。

おすすめのMacモデル

【デスクトップ】プロの作業場、あるいは最高の安定性を求める方へ

  • Mac Studio (M2 Max / M2 Ultra / M3 Ultra):
    動画編集のために生まれたと言っても過言ではないマシンです。冷却性能が非常に高く、長時間のレンダリングでも性能が落ちません。ポート類も豊富で、まさに「スタジオ」の中核となります。
    ポイント: M4世代のMacBook Proも強力ですが、デスクトップで腰を据えて作業するなら、Mac Studioの安定性と拡張性は魅力です。特に「M2 Ultra」搭載モデルは、中古や整備済み品で非常に高いコストパフォーマンスを発揮する場合があります。

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【ノートブック】場所を選ばずにハイレベルな編集を行いたい方へ

  • MacBook Pro 14インチ/16インチ (M4 Pro / M4 Max):
    現行(2025年11月時点)で最強のモバイル編集環境です。特に「M4 Max」は、M3 Ultraに匹敵するGPU性能と強力なメディアエンジンを搭載し、デスクトップ機を凌駕する場面さえあります。Liquid Retina XDRディスプレイの美しさも、カラーグレーディング作業において大きな武器となります。
    ポイント: 16インチモデルは冷却性能が優れており、M4 Maxの性能を最大限に引き出せます。予算が許すなら、メモリは32GB以上、ストレージは1TB以上を選びましょう。

    M1Pro以上のMacBook Proはこちら

【予算重視の選択肢】M1 Pro / 16GBモデル、あるいは M1 / 8GBモデル

  • MacBook Pro 14インチ (M1 Pro / 16GB):
    4K編集の入門機として、今でも十分すぎる性能を持っています。メディアエンジンを搭載しているため、Final Cut Proでの編集はM1/M2 Airより快適な場面も多いです。メモリ16GB搭載の中古品は価格もこなれており、非常に狙い目です。

    MacBook Pro 14インチ (M1 Pro / 16GB)はこちら

  • M1 MacBook Air / Pro (8GB):
    もしご予算が非常に限られている場合でも、諦める必要はありません。フルHD(1080p)の動画編集であれば、M1の8GBモデルでもiMovieはもちろん、Final Cut Proも(エフェクトを多用しなければ)十分に動作します。

    M1 MacBook Air / Pro (8GB)はこちら

秋葉館スタッフからの一言:ストレージ問題の「最適解」

動画編集で誰もがぶつかるのが「ストレージ容量」です。内蔵SSDを大容量にカスタマイズするのは非常に高コスト。

そこでおすすめしたいのが、Thunderbolt 4/USB4接続の高速な外付けNVMe SSDです。

内蔵SSDに迫る速度(実測で3,000MB/s以上)を発揮するケースも多く、OSやアプリは内蔵SSDに、編集素材やキャッシュは外付けSSDに置くことで、コストを抑えつつ最高の効率を実現できます。

また、Mac StudioやMacBook Proのポートを拡張する「Thunderbolt 4 ドック」も必須アイテムです。SDカードリーダー、USB-Aポート、外部ディスプレイ接続などをケーブル1本で集約でき、作業デスクが劇的にスッキリしますよ。

【秋葉館 おすすめソリューション】

OWC Express 1M2 USB4 NVMe SSDケース。Macと調和するシルバーのデザイン。

OWC Express 1M2 [OWCUS4EXP1M2]
USB4対応のポータブルNVMe SSDケース。ファンレス設計ながら航空機グレードのアルミニウムヒートシンクで安定した高速転送を実現します。自分で好きなNVMe SSDを選んで搭載できるため、将来的なアップグレードも容易です。

CalDigit Thunderbolt Station 4 (TS4)。豊富なポートが並ぶ多機能ドッキングステーション。

CalDigit Thunderbolt Station 4 (TS4)
もはや定番中の定番。合計18ものポート(Thunderbolt 4, USB-A, USB-C, SDカードリーダー, 2.5Gbイーサネット等)を備え、MacBook Proへの98W給電にも対応。これ一台でデスクのハブとして完結します。


【音楽制作 (DTM)】Logic Pro / Ableton Live / Pro Tools

音楽制作(DTM)は、動画編集とは少し異なる性能を要求します。グラフィックス性能(GPU)はそれほど重要ではありませんが、その分、CPUとメモリへの要求が非常にシビアです。

重視すべきスペック

  1. メモリ容量: DTMにおいて最も重要なスペックです。 多くのトラック、高品位なサンプル音源(Kontaktなど)、CPU負荷の高いプラグイン(UAD, Serumなど)を同時に使用すると、メモリは一瞬で消費されます。
    • 8GB: GarageBandでの作曲や、Logic Proを使ったトラック数の少ないデモ制作なら可能です。しかし、本格的にプラグインや音源を使い始めると、すぐにメモリ不足によるフリーズやエラーに悩まされることになります。(詳細は後述の【番外編】にて)
    • 16GB: 趣味の範囲、トラック数少なめなら可能。本格的に取り組むなら、ここが「スタートライン」です。
    • 32GB: プロの制作環境における「標準」です。ここを基準に考えることを強く推奨します。
    • 64GB以上: 映画音楽(オーケストラ音源)や、100トラックを超える大規模なプロジェクトを扱う場合の選択肢。
  2. CPU性能(特にシングルコア): Ableton Liveなどは、個々のトラック処理においてCPUのシングルコア性能が影響することがあります。Mチップはどれも優秀ですが、「M1 Pro」や「M4 Pro」以上であればまず間違いありません。
  3. 静音性: レコーディングも行う場合、ファンの騒音は致命的です。MacBook Airのファンレス設計は魅力的ですが、高負荷な作業には向きません。MacBook ProやMac Studioの冷却システムは非常に静かで高性能です。

おすすめのMacモデル

【デスクトップ】最高の安定性とメモリ拡張性を求める方へ

  • Mac Studio (M2 Max / M3 Max):
    DTMに最適なデスクトップ機です。静音性が極めて高く、メモリも大容量を搭載可能です。ポートが多いため、多数のオーディオインターフェイスやMIDI機器を接続する際もハブに悩まされません。

    MacStudioはこちら

  • Mac mini (M2 Pro / M4 Pro):
    「デスクトップで、コストを抑えつつ32GBメモリが欲しい」という方に最適です。M2 Pro搭載のMac miniは非常にコスパが高く、中古市場でも人気です。

    Mac mini(M2Pro/M4/M4 Pro)はこちら

【ノートブック】スタジオとライブ、両方で使いたい方へ

  • MacBook Pro 14インチ (M4 Pro):
    DTMにおいて、パワー、携帯性、静音性のバランスが最も取れた最新モデルです。16インチよりもコンパクトで持ち運びやすく、M4 ProのCPU性能と32GB以上のメモリ(推奨)を組み合わせれば、ほぼ全てのプロジェクトに対応可能です。

    M1Pro以上のMacBook Proはこちら

秋葉館スタッフからの一言:DTMこそ中古「M1 Pro / 32GBモデル」が狙い目です

DTMユーザーの皆様に、私たちが今、声を大にしておすすめしたい選択肢があります。それは、メモリを32GBに増設した「中古・整備済み品」のMacBook Pro 14インチ(M1 Pro)です。

Apple Silicon搭載のMacは、購入後にメモリを増設することができません。そのため、新品で購入時に大容量メモリをオプションで選ぶ必要がありますが、これが非常に高額です。

しかし、秋葉館で取り扱う中古・整備済み品の中には、新品のベースモデルとほぼ同等の価格で、「M1 Proチップ / メモリ32GB」といったDTMに最適な中古MacBook Pro 14インチが見つかることがよくあります。

M1 ProのCPU性能は、2025年現在でもDTM用途には十分すぎるほど強力です。最新チップの16GBモデルを選ぶよりも、1世代前の「M1 Pro / 32GBメモリ」モデルを選んだ方が、プラグインや音源を多用するDTM作業は遥かに快適になるのです。これは専門店でないとなかなか出会えない「賢者の選択」と言えるでしょう。

【秋葉館 おすすめソリューション】

中古 MacBook Pro 14インチ M1 Pro メモリ32GB モデルを探す

【狙い目!】中古 MacBook Pro 14インチ (M1 Pro / 32GB)
DTMユーザー必見の「M1 Pro / メモリ32GB」搭載14インチモデルです。圧倒的なコストパフォーマンスで、即戦力となります。

【幅広く探す】中古 MacBook Pro (メモリ32GB以上 / M1 Pro以上)
こちらは、M1 ProからM4 Maxまで、メモリ32GB以上を搭載した14インチ・16インチのMacBook Proを幅広く検索するリンクです。在庫は流動的ですので、こまめなチェックをおすすめします。


【デザイン・写真】Affinity Studio / Photoshop / Illustrator / Canva / Figma

さて、ここが今回の記事で最も重要なセクションです。2025年10月末、デザイン業界に激震が走りました。Adobeの強力なライバルであった「Affinity」シリーズが、「Affinity Studio」として統合され、その基本機能が「完全無料」で公開されたのです。

繰り返しますが、これは写真編集、ベクターデザイン、DTP(出版デザイン)といった中核機能がすべて無料という意味です。Canvaと連携したAI機能など、一部の高度な機能のみがCanvaのサブスクリプションを必要としますが、AIを使わない従来の「純粋なデザイン作業」に関しては、ソフトウェアコストが「ゼロ」になったのです。

これは、Macの選び方を根本から変える可能性があります。

重視すべきスペック

  1. メモリ容量: ソフトウェアの基本機能が無料になっても、要求するスペックは変わりません。むしろ、「無料だから」とプロではないユーザーも高機能を使うようになり、メモリの重要性はさらに増したと言えます。
    • 8GB: CanvaFigmaでの作業(SNS投稿作成、簡単なプレゼン資料作成など)がメインであれば、8GBでも十分快適です。そして、無料になった「Affinity Studio」の基本機能をまず試してみるのにも最適な環境です。(詳細は【番外編】にて)
    • 16GB: デザイン作業を行う上での「最低限」であり「標準」です。無料のAffinity Studioとブラウザ(Canva, Figma)を同時に起動し、ストレスなく行き来するための推奨ラインです。Adobe CCを契約する方も、ここがスタートラインです。
    • 32GB: 高解像度の印刷物(ポスターなど)を扱う、数百レイヤーのPhotoshop/Affinityデータを快適に操作するなど、プロフェッショナルな作業を行う場合の推奨ラインです。
  2. ディスプレイ品質: 色の正確性、解像度、輝度が重要です。MacBook ProのLiquid Retina XDRディスプレイは最高ですが、MacBook AirやMac mini + 外部モニターという選択肢も有力です。
  3. Neural Engine: Photoshopの「生成AI(生成塗りつぶし)」やLightroomの「AIノイズ除去」など、AdobeアプリはAI機能を多用します。これらの処理はNeural Engineが担当するため、新しい世代のチップ(M3/M4)ほど快適になります。
    ポイント: Affinity Studioも、もし有料のAI機能(Canvaサブスクリプション)を使うのであれば、Adobeと同様にNeural Engineの性能が重要になる可能性が高いです。

おすすめのMacモデル

【ノートブック】携帯性とパワーのバランス重視の方へ

  • MacBook Air 13インチ/15インチ (M3):
    Canva、Figma、そして無料のAffinity Studio基本機能での作業がメインなら、「メモリを16GB(可能なら24GB)に増設すること」を条件として、デザイン作業に最適なコストパフォーマンス機です。ファンレスで静かなため、カフェなどでの作業にも集中できます。

    MacBook Air (メモリ16GB以上/M2以上)はこちら

  • MacBook Pro 14インチ (M4 Pro):
    AdobeのAI機能やLightroomでのRAW現像を多用する方、あるいは無料のAffinity Studioをとことん使い倒したいプロフェッショナルには、現行のM4 Pro機をおすすめします。ファンが搭載されているため、高負荷な処理を続けても性能が安定します。何より、Liquid Retina XDRディスプレイはデザイナーにとって最高の「目」となります。

    MacBook Pro 14インチ (M2 Pro以上)はこちら

【コスパ最強の選択肢】MacBook Pro 14インチ (M1 Pro)

  • デザイン作業における「隠れた最適解」として、私たちが今最も強く推したいのが、中古・整備済み品の「M1 Pro搭載 MacBook Pro 14インチ」です。
  • 「Affinity Studio」の基本機能が無料になった今、この選択肢は「最強」になったかもしれません。
  • 理由は3つあります。
    1. 「Liquid Retina XDRディスプレイ」を搭載しており、色の再現性(HDRコンテンツの表示能力)がAirとは一線を画すこと。
    2. メモリ16GB以上のモデルが中古市場で豊富になっており、価格がこなれていること。
    3. SDカードスロットやHDMIポートが標準搭載されており、ハブ要らずでカメラや外部モニターに接続できること。
  • M3 Airの16GBモデルを新品で買う予算があるなら、同等かそれ以下の価格で手に入る「M1 Pro / 16GB」のMacBook Pro 14インチは、無料のAffinity Studioと組み合わせることで、初期投資を抑えつつプロの作業環境を手に入れたいデザイナーにとって、これ以上ない賢い投資となります。

    MacBook Pro 14インチ (M1 Pro)はこちら

【デスクトップ】最高のコストパフォーマンスを求める方へ

  • Mac mini (M2 / M4):
    すでに高品位な外部モニターをお持ちの場合、Mac miniは最強の選択肢です。特に私たち秋葉館では、Macの色再現性に特化し、Thunderbolt/USB-C接続でケーブル1本で接続・給電(モデルによる)が可能な、BenQ製のMac向けモニター「MAシリーズ」を強く推奨しています。
    ポイント: M2のベースモデルでも、メモリを16GBにすればPhotoshop/Illustrator/Affinity作業は快適です。CanvaやFigmaがメイン、あるいは無料のAffinity Studio基本機能を試してみたい、という方なら8GBモデルでも問題ありません。秋葉館ではM1/M2搭載のメモリ16GB中古モデルが非常に人気です。浮いた予算で、高機能マウスや左手デバイスと合わせて、Mac向けモニターを新調されてはいかがでしょうか。

    Mac mini(M2/M4)はこちら

【秋葉館 おすすめソリューション】

BenQ Mac向けデザイナーモニターMAシリーズのバナー

BenQ Mac向けデザイナーモニター MAシリーズ
Macのディスプレイと色を合わせる「M-bookモード」や、Thunderbolt/USB-C接続に対応したMacユーザーのための高機能モニターです。Mac miniと組み合わせるデスクトップ環境に最適です。


【3D・CAD】Blender / Rhinoceros / AutoCAD

3Dモデリングやレンダリングは、Macが最も苦手としてきた分野の一つでした。NVIDIA製のGPUが使えないため、Windows機に大きく水をあけられていたのです。

しかし、Apple Silicon、特に「Max」や「Ultra」チップの登場で状況は一変しました。とはいえ、すべての3D作業にUltraチップが必要なわけではありません。「モデリング」中心なのか、「レンダリング」中心なのかで、選ぶべきMacは大きく変わります。

重視すべきスペック

  1. GPU性能: BlenderのCyclesレンダリングのようなGPUレンダリング速度は、GPUコア数(「Max」や「Ultra」)に比例します。しかし、RhinocerosやAutoCADでのモデリング作業や、Blenderのビューポート操作の快適さ(Eevee含む)は、「Pro」チップのGPUでも十分に高性能です。
  2. メモリ容量: 扱うシーンの複雑さ、テクスチャの解像度に直結します。
    • 8GB: 小規模なモデリングや、Blenderの学習を「始める」ことは可能です。しかし、すぐに限界に達するため、推奨は難しいラインです。
    • 16GB: 学生、趣味、モデリング中心の方の「推奨ライン」です。 複雑すぎないシーンであれば、モデリングから簡単なレンダリングまで対応可能です。
    • 32GB: 本格的なシーン、高解像度テクスチャを扱う場合の「標準」ライン。
    • 64GB以上: 大規模な建築CADデータや、VFXを含む複雑な3Dシーンのレンダリングを行うプロフェッショナルの領域です。
  3. CPU性能: モデリング中の操作(ビューポートの操作)や、シミュレーション(物理演算)の快適さにも影響します。Mチップはどれも優秀ですが、コア数が多いほど有利です。

おすすめのMacモデル

【学生・趣味・モデリング中心】コストと性能のバランス重視

  • MacBook Air (M2 / M3) (メモリ16GB):
    BlenderのEevee(リアルタイムレンダラー)や、Rhinoceros、AutoCAD(Web版や簡易作業)など、モデリング作業がメインであれば、メモリを16GBに増設したM2またはM3チップのMacBook Airは非常に良い選択肢です。ファンレスで静かなため、学習にも集中できます。
    ポイント: Cyclesのような高負荷レンダリングはファンが無いため性能が低下し、時間もかかりますが、「学ぶ」段階としては十分な性能を持っています。

    MacBook Air (メモリ16GB以上/M2以上)はこちら

  • Mac mini (M2 / M4 Pro) (メモリ16GB / 32GB):
    デスクトップで最もコストを抑えて3D環境を構築するなら最強の選択肢です。「M2 Pro」や「M4 Pro」搭載モデルを選べば、GPU性能がAirより大幅に向上し、ビューポート操作がより快適になるだけでなく、レンダリング時間も短縮されます。

    Mac mini (メモリ16GB以上/M2以上)はこちら

  • 中古 MacBook Pro 14インチ (M1 Pro / M2 Pro) (メモリ16GB/32GB):
    ここでも「最強の狙い目」として登場します。Airと違いファンを搭載しているため、長時間のレンダリングでも性能が持続します。M1/M2 ProのGPU性能と16GBまたは32GBのメモリは、学生や趣味のレベルを遥かに超える作業にも対応できる、まさに「万能機」です。

    MacBook Pro 14インチ (メモリ16GB以上/M1Pro/M2Pro)はこちら

【プロフェッショナル】大規模レンダリング・複雑なVFX

  • Mac Studio (M2 Ultra / M3 Ultra):
    現在、Macで最高の3Dレンダリング性能を持つマシンです。NVIDIAの最上位GPUには及ばない場面もありますが、M2/M3 Ultraの持つ膨大なGPUコアとメモリ帯域幅は、従来のMacとは比較にならない性能を発揮します。
    ポイント: 秋葉館では「M1 Ultra」や「M2 Ultra」を搭載した中古・整備済み品が見つかることがあります。これらは新品のM4 Max機に匹敵、あるいは上回る性能を持ちながら、価格は抑えられるため、3Dアーティストにとって「最も賢い選択」となる可能性があります。

    Mac Studioはこちら

  • MacBook Pro 16インチ (M4 Max):
    ノートブックで3D作業を完結させたい場合の唯一無二の選択肢です。M4 Max(特にGPUコア数の多い上位モデル)を選び、メモリは最低でも64GBを搭載することをおすすめします。16インチモデルの高い冷却性能が、長時間のレンダリングを支えます。

    MacBook Pro 16インチ (M1 Max以上)はこちら

【秋葉館 おすすめソリューション】

秋葉館 中古 Proチップ搭載モデル (MacBook Pro / Mac mini)
3D/CADユーザーの皆様、ここに「宝物」が眠っているかもしれません。新品のMax/Ultraモデルは高価ですが、中古の「M1 Pro / M2 Pro」搭載MacBook ProやMac miniは、学生や趣味のレベルを遥かに超えるパワーを秘めています。特にメモリを16GBや32GB搭載したモデルは、モデリング作業の即戦力となります。


【DJ】rekordbox / Serato DJ Pro / djay Pro

DJソフトウェアは、一見するとそれほど高いスペックを要求しないように思えます。しかし、DJにとって最も重要なのは「安定性」です。現場(クラブやイベント)で音飛びやフリーズが発生することは、絶対に許されません。

重視すべきスペック

  1. 安定性(CPU基本性能): Apple Silicon搭載のMacは、M1のベースモデルからしてDJ用途には十分すぎるほどの安定性を持っています。
  2. メモリ容量: 楽曲の解析(STEMS機能など)やライブラリの管理でメモリを使用します。最低8GBでも動作しますが、16GB搭載しておけば絶対に安心です。
  3. ポート数: これが意外な盲点です。DJコントローラー、オーディオインターフェイス、外付けHDD(またはUSBメモリ)、そして電源…。MacBook AirはThunderboltポートが2つしかないため、ハブが必須となります。

おすすめのMacモデル

【ノートブック】携帯性・安定性・コストのベストバランス

  • MacBook Air 13インチ (M1 / M2 / M3):
    DJ用Macとして、現在最も推奨できるモデルの一つです。
    ポイント: M1、M2、M3のどのチップでもDJ用途の性能は十分すぎるほどです。予算を最優先するならM1/8GBモデルでも全く問題ありません。 心配なら16GBモデルを選びましょう。ファンレス設計のため、クラブの劣悪な環境(ホコリや熱気)でも内部にホコリを吸い込まず、静かに動作し続けます。

    MacBook Air 13インチ (M1 / M2 / M3 /M4)はこちら

【プロの現場での選択肢】MacBook Pro 14インチ (M1 Pro / M4 Pro):

  • ポイント: M4 Pro機は最新の選択肢ですが、DJ用途ではオーバースペック気味かもしれません。そこでおすすめなのが中古の「M1 Pro搭載 14インチ」です。Airと異なりファンを搭載していますが、DJプレイ程度の負荷ではまず回ることはなく静かです。
  • 最大のメリットはSDカードスロット、HDMI、豊富なThunderboltポートを搭載している点。 現場でハブの心配をしなくて良い「安心感」は、何物にも代えがたい価値があります。メモリ16GB搭載モデルが、現在のM2 Air(16GBモデル)の新品価格より安価に見つかることも多く、極めて有力な選択肢です。

    MacBook Pro 14インチ (M1 Pro以上)はこちら

秋葉館スタッフからの一言:DJには「信頼できるハブ」または「Proモデル」を

MacBook Airのようにポートが少ない機種をDJで使う場合、ポート不足は深刻な問題です。コントローラーと電源を接続したら、もう何も繋げません。

安価なUSBハブは、現場での電力不足や接続不良の原因となり、音飛びのリスクを高めます。DJ用途で使うハブ(ドッキングステーション)は、信頼性を最優先で選んでください。

もちろん、先ほどお勧めしたM1 Pro搭載のMacBook Pro 14インチを選んで、ハブの心配から解放される、というのも非常にスマートな解決策ですね。

【秋葉館 おすすめソリューション】

CalDigit Thunderbolt 5 Element 5 Hub [TBT5-Element5-JP]

CalDigit Thunderbolt 5 Element 5 Hub [TBT5-Element5-JP]
最新規格のThunderbolt 5に対応した最新ハブです。合計9ポート(Thunderbolt 5 x4, USB-A x3, USB-C x2)という豊富なポート数で、DJコントローラーやオーディオインターフェイスなど多数の機器を同時に接続可能。さらに、90Wの安定した電力供給でMacBook AirやProを急速充電しながら使用でき、現場での絶対的な安定性を支えます。MacBookのポート不足を完璧に解消する、プロフェッショナルな選択肢です。


【番外編】予算を最優先! M1 / 8GBモデルでどこまでできる?

さて、ここまでプロ向けの16GBや32GBメモリを推奨してきましたが、「そこまでの予算はない」「まずはMacでクリエイティブなことを始めてみたい」という方も多いはずです。

ご安心ください。M1チップの登場は革命的でした。M1の8GBメモリは、Intel時代の8GBとは比較にならないほど効率的に動作します。

私たち秋葉館でも、中古の「M1 MacBook Air / 8GB」「M1 MacBook Pro 13インチ / 8GB」は、クリエイティブ入門機として今なお絶大な人気を誇ります。

M1 / 8GBモデルで「できること」「難しいこと」

【デザイン (Affinity Studio / Canva / Photoshop)】

  • ◎ できること:
    • Canvaを使ったあらゆる作業(SNS投稿、プレゼン資料、動画編集まで非常に快適です)
    • 無料になった「Affinity Studio」の基本機能でのデザイン入門(写真編集、イラスト作成)
    • Webサイト用のバナー作成
    • SNS投稿用の画像編集
    • レイヤー数50枚程度までのPhotoshop作業
  • △ 難しいこと:
    • A3サイズ以上の高解像度(350dpi)印刷物データの作成
    • PhotoshopやAffinity Studioで数百レイヤーを扱う複雑な合成
    • IllustratorとPhotoshop、ブラウザを何十タブも同時に開いての作業(メモリ不足で動作がカクつきます)

【動画編集 (Final Cut Pro / iMovie)】

  • ◎ できること:
    • iMovieを使った編集(非常に快適です)
    • フルHD(1080p)解像度でのVlog編集(カット、テロップ、簡単なBGM挿入)
    • Final Cut Proを使った簡単な4K編集(カット編集中心)
  • △ 難しいこと:
    • 4K素材に多数のエフェクト(ノイズ除去、手ブレ補正、カラーグレーディング)を重ねた編集
    • Adobe Premiere Pro や DaVinci Resolve の使用(これらは16GB以上を強く推奨します)
    • 1時間を超える動画の書き出し(時間はかかりますが、可能です)

【音楽制作 (DTM - Logic Pro / GarageBand)】

  • ◎ できること:
    • GarageBandを使った作曲(DTM入門に最適です)
    • Logic Proを使ったデモ制作(トラック数10〜20程度、内蔵音源や軽いプラグイン中心)
    • ボーカルやギターのレコーディング
  • △ 難しいこと:
    • Kontaktなどの大容量サンプル音源(特にオーケストラ音源)を多用すること
    • UADプラグインなど、CPU/メモリ負荷の高いエフェクトを多数使用したミキシング
    • 大規模なプロジェクトファイルを開くこと

結論: M1 / 8GBモデルは、「CanvaやGarageBand、iMovie、そして無料化されたAffinity Studioの基本機能など、比較的軽量なアプリでのクリエイティブ作業」や「作業を一つに絞り、ファイルをこまめに保存し、ブラウザのタブを開きすぎない」という工夫さえすれば、多くのクリエイティブ作業の「入り口」として、今でも十二分に活躍できるポテンシャルを持っています。

M1 MacBook Air / Pro (8GB)はこちら


まとめ:あなたの「最適解」探し、秋葉館がお手伝いします

いかがでしたでしょうか。アプリケーションごとに、Macに求められる性能が全く異なること、そして「Affinity Studioの基本機能無料化」というビッグニュースが、Mac選びに大きな影響を与えることをご理解いただけたかと思います。

  • 動画編集 → GPUとメディアエンジン (M4 Max / M2 Ultra)
  • 音楽制作 → メモリとCPU (M4 Pro / メモリ32GB以上)
  • デザイン → メモリとディスプレイ (M3 Air / M1 Pro / メモリ16GB以上)
  • 3D・CAD → GPUと大容量メモリ (M4 Max / M2 Ultra / メモリ64GB以上)
  • DJ → 安定性とポート数 (M1 Air / M1 Pro / メモリ8GB or 16GB)
  • 予算重視の入門 → M1 / 8GBモデル (Canva, iMovie, GarageBand, Affinity Studio基本機能は快適!)

最新のM4チップ搭載機が素晴らしいのは間違いありません。しかし、クリエイティブな作業において、1世代前の「M2 Pro / M2 Ultra」や「M1 Max」といった上位チップを搭載した中古・整備済み品が、最新のベースモデルを凌駕する性能を発揮し、かつコストを劇的に抑えられるケースが非常に多く存在します。

特に、「Affinity Studioの基本機能が無料になった」今、私たちがコストパフォーマンスとプロ性能の両立という点で強く注目しているのが、「M1 Proチップ搭載の中古MacBook Pro 14インチ」です。メモリ16GBまたは32GBを搭載したモデルが非常に狙い目となっており、新品のベースモデル機(Airやmini)にメモリ増設する価格で、Proモデルの高性能ディスプレイ、豊富なポート、強力な冷却性能のすべてが手に入ります。

そして、ご予算が限られている方には「M1チップ搭載の8GBモデル」という選択肢も、無料のAffinity Studio基本機能という強力な相棒を得た今、自信を持っておすすめします。

「DTM用にM1 Proの32GBモデルを探しているんだけど…」
「無料のAffinity Studioをメインで使いたい。M1 Pro 14インチの中古は魅力的?」
「動画編集を始めたい。M1 Airの8GBでも本当に大丈夫?」

そんな疑問が浮かんだら、ぜひ私たちにご相談ください。あなたの「やりたいこと」と「ご予算」をじっくりお伺いし、最高のクリエイティブ環境を整えるための「最適解」を、一緒に見つけさせていただければ幸いです。


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