※この記事は2025年11月時点の情報をもとに書いています
💻【Appleユーザー必見】写真・動画データの保存、iCloudと外付けHDDどっちがお得?両方使うのが正解だった話
こんにちは!秋葉館スタッフです。
iPhoneやiPadで写真や動画を撮ってMacで加工するのが趣味なんだけど、データの保存方法に悩んでいる…という方、多いんじゃないでしょうか。
「iCloudにぜんぶ預けるべき?」
「外付けHDDを買った方がいいのかな?」
実はぼくも同じことで悩んでいたんですが、結論から言うと「両方使い分けるのが一番コスパいい」んです。
今日は、なぜそうなのか、5年間でいくらかかるのか、具体的にどう使えばいいのかまで、じっくり解説していきます!
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⭐まず結論:「ハイブリッド作戦」が最強です
最初に答えを言っちゃいます。
iCloudと外付けHDD、どっちか一つじゃなくて、両方使い分けるのが一番賢い選択です。
使い分けのルールはシンプル
■ iCloudに保存するもの
- 今編集中のプロジェクト
- 撮ったばかりの写真
- クライアントと共有したいデータ
要は、「よく使う、新鮮なデータ」ですね。
■ 外付けHDDに保存するもの
- 完成して納品したプロジェクト
- RAWデータとか動画の元ファイル
- もう編集しないけど残しておきたいデータ
つまり、「アーカイブ」的なやつです。
この記事では、この「ハイブリッド作戦」がなぜお得なのか、数字で証明していきますよ!
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🤔なんで「両方使い」がいいの?
「えー、両方使うって面倒じゃない?」って思いますよね。でもちょっと待ってください。それぞれのメリット・デメリットを見ると、納得してもらえるはずです。
☁️iCloudのいいところ
iCloudって、ただの「データ置き場」じゃないんですよ。
1. どこでも作業できる魔法
iPhoneで撮った写真が、気づいたらMacに入ってる。この感動、多くのユーザーさんが味わっているかと思います。
iMacで編集始めて、続きをカフェでMacBookで…なんてこともできちゃいます。外付けHDDを持ち歩かなくていいので、めちゃくちゃラクなんです。
2. ファイル共有が超カンタン
クライアントに完成したデータを見せたいとき。
昔だったら、ファイルを圧縮して、転送サイトにアップして、リンク送って…って面倒でしたよね。
iCloud Driveなら右クリックで「共有」を選ぶだけ。相手はブラウザで見られます。めちゃくちゃ便利ですよね。
3. データが消える心配ゼロ
「Macが壊れた!」「HDDを落とした!」
想像したくないけど、起こりうることです。でもiCloudに入れておけば、Appleのデータセンターが守ってくれるので安心。これは保険みたいなものですね。
💾外付けHDDのいいところ
逆に、外付けHDDにしかない魅力もあるんです。
1. とにかくコスパがいい
2025年11月現在、4TBの外付けHDDの販売相場って9,000円〜20,000円くらいとなっています。
安価なモデルなら1万円以下、信頼性の高いメーカー品でも15,000円前後。これをiCloudでやろうとすると、2TBプランで年間18,000円かかります。つまり1年ちょっとで元が取れちゃうんです。
2. 月額料金から解放される
一度買っちゃえば、あとはタダ。「今月もまた引き落とされる…」っていうサブスク疲れがないのって、地味にうれしいですよね。
3. ネット環境いらずで爆速
動画編集してるとき、クラウドからダウンロードするのって遅くないですか?
外付けSSDなら、ネット回線関係なく超速でアクセスできます。締め切り前の追い込みには必須です。
4. 完全に自分のもの
クラウドサービスって、運営会社の都合でサービス終了とか、ありえなくはないじゃないですか。
でも外付けHDDのデータは100%自分のもの。誰にも見られない、完全なプライベート空間です。
⚠️片方だけだとこうなる…
iCloudだけの場合
データが増えるたびにプランアップ。気づいたら毎月数千円…。古いデータのために高い料金払い続けるのって、もったいないですよね。
外付けHDDだけの場合
コストは最安だけど、出先で作業できない。クライアントへの共有も面倒。しかも、HDDが壊れたら全部パー…というリスクも。
だから、それぞれの得意分野で使い分けるのが最強なんです!
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💳ちなみに、iCloudっていくらなの?
比較する前に、まずiCloudの料金を確認しておきましょう。2025年11月現在の料金はこんな感じです。
📢 料金改定のお知らせ
2024年8月にiCloud+の料金が改定されました。以下は最新の料金です。
| プラン |
月額料金(税込) |
年間料金(税込) |
こんな人におすすめ |
| 5GB |
無料 |
無料 |
iPhoneのバックアップだけならこれで十分 |
| 50GB |
150円 |
1,800円 |
写真をちょっと保存したい人 |
| 200GB |
450円 |
5,400円 |
クリエイターならこれ!複数プロジェクト対応 |
| 2TB |
1,500円 |
18,000円 |
大量のデータを常にクラウドに置きたい人 |
| 6TB |
4,500円 |
54,000円 |
プロフェッショナル向け |
| 12TB |
9,000円 |
108,000円 |
チームやスタジオ向け |
💡 ポイント:
この記事でおすすめする「ハイブリッド作戦」では200GBプラン(月450円)を使います。なぜなら、古いデータは外付けHDDに移すので、iCloudには「今使ってるデータ」だけ置けばいいから。これで料金を抑えつつ、便利さも確保できるんです!
しかも、このプランは最大5人の家族とシェアできるので、家族で使えばさらにお得になりますよ。
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💰【超重要】5年間でいくらかかる?徹底比較してみた
「理屈は分かったけど、実際いくらなの?」って気になりますよね。
最新の料金で計算してみましょう。
前提条件
- 年間400GBくらいデータが増える人を想定
(月に数回撮影する程度なら200〜300GB、毎週末やってる人なら500GB以上になります)
- iCloudの料金は2025年11月時点(2024年8月改定後)
- 外付けHDDは4TBで15,000円と仮定(信頼性の高いメーカー品)
- バックアップ用に2台買う(メインとバックアップ)
パターン1:全部iCloud
| 年 |
データ量 |
プラン |
月額 |
年間 |
| 1年目 |
400GB |
2TB |
1,500円 |
18,000円 |
| 2年目 |
800GB |
2TB |
1,500円 |
18,000円 |
| 3年目 |
1.2TB |
2TB |
1,500円 |
18,000円 |
| 4年目 |
1.6TB |
2TB |
1,500円 |
18,000円 |
| 5年目 |
2.0TB |
2TB |
1,500円 |
18,000円 |
合計:90,000円
パターン2:全部外付けHDD
| 項目 |
内容 |
金額 |
| 最初 |
4TB HDD × 2台(信頼性の高いモデル) |
30,000円 |
| 2年目以降 |
なし(追加費用なし) |
0円 |
合計:30,000円
💡 補足:外付けHDDの価格について
現在の相場では、4TBのHDDは安いモデルで約13,000円〜、信頼性の高いメーカー品で15,000円〜20,000円程度です。セール時には9,000円台の製品も見られます。この試算では信頼性を重視して15,000円/台で計算していますが、予算に応じて選択できます。
パターン3:ハイブリッド作戦(おすすめ!)
| 項目 |
詳細 |
金額 |
| iCloud |
200GBプラン(450円/月 × 60ヶ月) |
27,000円 |
| 外付けHDD |
4TB × 2台(信頼性の高いモデル) |
30,000円 |
合計:57,000円
比較してみると…
| 方法 |
5年間の合計 |
いいところ |
困るところ |
| 全部iCloud |
90,000円 |
めちゃくちゃ便利 |
高すぎる…サブスク地獄 |
| 全部HDD |
30,000円 |
圧倒的に安い |
不便、壊れたら終わり、共有面倒 |
| ハイブリッド |
57,000円 |
便利さとコスパのいいとこ取り! |
ちょっとルールを作る必要あり |
ハイブリッドなら、全部iCloudより33,000円も安い!でも全部HDDより断然便利!
これ、すごくないですか?年間でいうと6,600円も節約できて、しかもiCloudの便利さも享受できるんです。
さらに、200GBプランは管理者を含めて最大6人(管理者 + 最大5人の家族メンバー)で共有できるので、家族で使えば実質コストはもっと下がりますよ!
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📝じゃあ実際どうやって使うの?ステップ解説
「よし、ハイブリッドでいこう!」と思ったあなた。具体的な流れを説明します!
ステップ1:撮影したらまずHDDへ
iPhoneで撮った場合
→ iCloud写真がオンなら、自動でMacに同期されます。ラクちん。
一眼レフ・ミラーレスで撮った場合
- SDカードをMacに挿す
-
全データを外付けHDDにコピー(超重要!これがマスターデータになります)
- 編集するファイルを選ぶ
ステップ2:編集作業
- HDDから編集したいファイルを選ぶ
-
そのファイルをiCloud Driveにコピー
- 「デスクトップ」とか「書類」フォルダでOK
- 専用フォルダ作ってもいいですね
- iCloud Drive上で編集する(Final Cut ProやLightroomなど)
- これで、どのMacからでも続きができます!
ステップ3:クライアントに見せる
- プレビュー動画やJPEGを書き出し
- iCloud Driveで右クリック → 「共有」
- 「リンクを知っている人は誰でも」を選んでURL送信
- 相手はブラウザで見られる(Apple ID不要!)
- 修正依頼があってもスムーズに対応できる!
ステップ4:終わったらアーカイブ(超重要!)
プロジェクトが完了したら、この作業を忘れずに!これがハイブリッド作戦の肝です。
- 最終データを書き出して納品
-
iCloud Driveのプロジェクトフォルダを外付けHDDに移動
- 編集ファイル
- 使った素材
- 完成データ
- 全部まとめて整理
-
iCloud Driveからプロジェクトフォルダを削除
- これでiCloudの容量が空く
- また次のプロジェクトが始められる
-
バックアップHDDにもコピー
💡豆知識:3-2-1ルール
プロのデータ管理では「3-2-1ルール」っていうのがあります。
-
3つのコピー:元データ + バックアップHDD + iCloud
-
2種類の保存方法:HDD/SSD + クラウド
-
1つは遠隔地に:iCloudはデータセンターにあるので安心
これで災害や機器の故障があっても大丈夫!大切なデータを守れます。
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🛒何を買えばいいの?製品選びのコツ
「よし、買おう!」ってなったときに迷わないように、選び方をまとめます。
iCloudプランの選び方
先ほど紹介した料金表の中から、自分に合ったプランを選びましょう。
200GBプラン(月450円)がおすすめ
- 複数プロジェクトを同時に扱える(2〜3個は余裕)
-
管理者を含めて最大6人(管理者 + 最大5人の家族メンバー)で共有できる(ファミリー共有機能)
- だいたいこれで足りる
- 年間でも5,400円とまだ手頃
50GBプラン(月150円)でもOKな人
- プロジェクトを1個ずつ終わらせる人
- 写真メインで動画は少ない人
- とにかく最小コストで始めたい人
「ストレージを最適化」は要注意!
これ、Mac本体の容量が減ると、オリジナルデータをiCloudだけに置いて、Mac上には小さいプレビューだけ残す機能なんです。
クリエイターには向かないので、「Macにダウンロード」設定にしておくのがおすすめです。編集するときにオリジナルファイルがすぐに使えます。
HDDとSSD、どっち買う?
HDD(ハードディスクドライブ)
| 項目 |
説明 |
| いいとこ |
めちゃくちゃ安い!(4TBで9,000円〜20,000円) |
| ダメなとこ |
SSDより遅い、落としたら壊れやすい |
| 寿命 |
3〜5年くらい(使い方による) |
| 向いてる作業 |
完成データの保管、長期アーカイブ、バックアップ |
SSD(ソリッドステートドライブ)
| 項目 |
説明 |
| いいとこ |
めちゃくちゃ速い、衝撃に強い、軽い、静か |
| ダメなとこ |
高い(HDDの3〜5倍) |
| 寿命 |
5〜10年くらい(書き込み量による) |
| 向いてる作業 |
編集中のデータ、4K動画を直接編集 |
おすすめの組み合わせ
-
保管用:4TB HDD × 2台(メイン+バックアップ、合計30,000円前後)
-
作業用:1TB SSD × 1台(編集用、15,000円〜25,000円)※予算に余裕があれば
接続はThunderboltかUSB4で
最新のMacはThunderbolt 4またはUSB4(最大40Gbps)が使えます。
これ、めちゃくちゃ速いんです。4K動画の読み書きが全然違います。
買うときは「Thunderbolt対応」「USB4対応」って書いてあるか確認してくださいね。古いUSB3.0とかだと、せっかくのMacの性能が活かせません。
信頼できるメーカー
データを預けるものなので、ちゃんとしたメーカーを選びましょう。
おすすめメーカー
-
Western Digital (WD):世界的に有名、安定した品質
-
Seagate:大手メーカー、コスパ良し
-
LaCie:クリエイター向け、デザインもおしゃれ
-
SanDisk:SSDならこれ、高速で信頼性高い
-
Crucial:SSD専門、価格と性能のバランス◎
保証期間もチェック
3年以上の保証があると安心です。メーカーの自信の表れですからね。
---
🎯まとめ:データ管理を味方にして、もっと創作を楽しもう
長くなっちゃいましたが、ここまで読んでくれてありがとうございます!
もう一度、結論
よく使うデータはiCloudで、完成したデータは外付けHDDで。この使い分けが、便利さとコスパのベストバランス!
5年間で57,000円。iCloudだけより33,000円も節約できて、しかも便利さは変わらない。これが「ハイブリッド作戦」の実力です。
今日からできる4ステップ
1. まず現状把握
今あるデータを「編集中」と「完成済み」に分けてみよう
2. iCloudプラン選び
だいたい200GBプラン(月450円)で大丈夫。家族とシェアすればさらにお得!
3. 外付けストレージ買う
HDD 4TB × 2台(メイン+バックアップ)、余裕があれば作業用SSDも
4. ルールを作る
この記事の流れを参考に、自分なりのワークフローを確立しよう
最後に
データ管理って、地味だけど超重要。でも、きちんとシステムを作っておけば、あとはほぼ自動で回ります。
「あのファイルどこだっけ?」「バックアップ取ってなかった…」なんてストレスから解放されて、創作活動に集中できるようになりますよ。
ハイブリッド作戦で、賢く、快適に、クリエイティブな毎日を送ってくださいね!
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※価格や仕様は2025年11月時点の情報です。最新情報は各メーカー・サービスの公式サイトでご確認ください。
※データ管理は個人の使用状況により異なります。この記事は一般的なアマチュアクリエイターを想定したものです。